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赤ちゃんの夜泣きとドライブのウソ・ホントー「グッスリ眠らせてあげたい!」ママ・パパに教えたいライフハック

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<この記事は6分で読めます。>

生後半年を過ぎたころから始まることが多いとされている”夜泣き”。ミルクでもない、オムツでもない……原因がわからないまま泣き続ける赤ちゃんを、「なんとか眠らせてあげたい」と試行錯誤を重ねるママ・パパも多いと思います。

インターネットなどでもさまざまな方法が紹介されていますが、最近友人に聞いて驚いたのが「ドライブに行ったら眠るようになった」という話。そこで今回は、マイナビ会員のママ・パパ505人に“夜泣きとドライブ”に関するアンケートを実施。そこから得た回答で多かった、夜泣きにまつわるドライブの効果や疑問について専門家にたずねました。

 

今回答えてくれたのは……

竹内 エリカ先生

幼児教育者。日本キッズコーチング協会理事長。
20年にわたり発達心理について研究し、これまで約20,000人の親子に携わる。
発達支援では多動症・不登校の克服、運動指導では全国規模の大会で第1位他を獲得。
行動科学をベースにしたコーチングを活用し、保護者や先生を対象に日本国内のほかアジアでも講演活動や育児相談を行っている。
『男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』シリーズほか著書多数。ラジオ『わくわく子育てCafé』パーソナリティ。

  

約8割のママ・パパが悩まされる夜泣き……そもそもそのメカニズムって?

まずは、ママ・パパに夜泣きに悩んだことがあるかをたずねた結果、76.0%「経験あり」と回答。実に3/4にもおよぶ割合の高さでした。

竹内先生によると、夜泣きは3つの原因が考えられるといいます。

1つめは、身体的不快感から引き起こされるものです。例えば、お腹が空いている、暑い寒い、オムツが濡れているといった外的要因による不快感があり、それを”泣く”ということで表現しているとのこと。

2つめは、睡眠のサイクルからくるもの。睡眠には、深い眠りの”ノンレム睡眠”と浅い眠りの”レム睡眠”があることが知られています。このサイクルは赤ちゃんにもあり、大人よりもその周期が短く、目が覚めてしまいやすいんだそうです。

そして3つめは、認知の発達。起きているときに脳が受けた刺激を睡眠中の脳が処理しきれず目が覚めてしまい、夜泣きにつながることが考えられるとのことでした。

夜泣きは赤ちゃんの成長に必要なメカニズムなんですね。では、ママ・パパたちはどのように夜泣きに対処しているのでしょうか?

夜泣きとドライブの関係性 – コツは気分転換!?

次に「やってみたことのある夜泣き対策・対処法」を聞いてみました。「抱っこ」と回答した人が76.0%と断トツでしたが、「ドライブ」と回答した人も意外と多く、25.3%でした。

また、その効果についても、試したことのある多くの人が「効果があった」と答えています。
ママ・パパたちの間では、ドライブは有効な手段として知られているようです。

では、専門家目線では、ドライブは夜泣きに効果があると言えるのでしょうか。竹内先生にたずねると、「効果はあります!」と断言。その理由を次のように語りました。

「夜泣きを止めるために有効な手段のひとつとして、“気分を変える”ことがあげられます。先ほど述べたとおり、赤ちゃんが夜中に目を覚ます原因に、“起きているときに脳が受けた刺激を、睡眠中の脳が処理しきれていない時”があります。そして、起きてすぐは急に記憶の海から覚めた混乱で不快感が高まり、自分では感情を押さえられなくなってしまうんです。

そういうときは外的な環境を変えてあげると、感情の切り替えもしやすく効果的です。例えば急に寒いところに連れていったりすると、ビックリして泣き止んだり。

そういう意味で、ドライブはうってつけの方法だと考えられます。まずはその場から離してあげることができますし、景色も変わってそれだけで十分気持ちが切り替わりますよね。車の揺れの心地よさからもう一度眠りやすくもなって、二重に有効だと思います」

起きたばかりで軽いパニック状態の赤ちゃんの頭を、環境を変えることで切り替える、泣くことから気をそらせることができるんですね。

これでバッチリ!? 赤ちゃんと”安眠Life”を楽しむためのQ&A

アンケートでは、ママ・パパからのドライブや夜泣きに関する疑問も多く寄せられました。いくつか竹内先生にお答えいただいたものを紹介します。

 

Q. 泣く時に、すぐに抱っこせず様子を見たほうがいいと聞いたことがありますが、どのくらい様子を見たらいいのか、など加減がわかりません。コツがあったら教えて欲しいです。

抱っこについては一概に良し悪しを言うことはできません。例えば、欧米では抱っこはしないほうがいいという考えが主流ですが、日本では愛着、情緒の面から赤ちゃんが望んでいるのなら抱っこをしてあげたほうがいいという考えが強いです。これらは生活習慣や共同生活、文化の違いから培われたものですが、赤ちゃんが一人ひとり違うように、家庭環境も違います。一番はその時々で状況に合わせて対処することだと思います。

 

Q. ドライブ中は、外の景色が見れるようにしたほうがいいのでしょうか、それとも見えないようにしたほうがいいでしょうか?

ドライブは“気分を変える方法”として有効ですので、景色は見えてもいいと思います。あとは静かだと良いので、音楽をかけたり、話しかけたりはしないほうがいいですね。

 

Q. 夜泣きを止めるためにドライブをする際には、最適なスピードや時間があるのでしょうか?

速度はゆっくりと安定したスピードのほうがいいと思います。あんまり止まったり、進んだりするよりはスムーズな道がいいですね。お母さんの心の状態も大事なので、親も楽しめるコースだとなおいいです。

 

Q. うちの子は車に乗るとすぐに寝るのですが、車の振動で寝る習慣をつけるのは、体にとってどうなのでしょうか?

赤ちゃんの身体に対する心配はありません。しかし、習慣になってしまって毎晩ドライブが必要になると親が大変なので、いざという時の手段くらいに留めておくほうがいいかもしれません。降ろす時にまた起きてしまったりすると、無限ループに陥ってしまいますし。

 

明けない夜はない、終わらない夜泣きもない

アンケートと竹内先生のお話を聞き、ドライブと夜泣きの効果について深く知ることができました。竹内先生も「赤ちゃんの性格や嗜好は十人十色。一概に”これで100%解決!”と言える方法を探すのは難しい」と話し、次のようにアドバイスを続けました。

「満点の正解を求めると絶対に苦しくなります。100点を目指すのではなくて、全体として60点を目指すくらいで大丈夫ですよ。赤ちゃんにとって、夜泣きは普通のことなんです。たくさんの情報や新しいことを学んでいる、成長の証しなんですね。

夜泣きを辛いと思うのは捉え方の問題だったりもします。ストレスが多いと『なんで泣き止んでくれないの……』と思ってしまうけど、心に余裕があるときには『いっぱい泣いてえらいね、可愛いね』と思えたりしませんか? ママ・パパの心のケアも大事にしてください。あとは、規則正しい生活を心がけるのも有効です」

竹内先生のような専門家や、先輩ママ・パパたちなどのアドバイスを取り入れつつ、自分に合った最適な方法を見つけることが重要なんですね。子どもの成長は早いので、あっという間に「赤ちゃんの時は夜泣きが大変だったな」と思い出話になる日がやってくるはずです。

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