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まだまだ間に合う! 初詣ドライブのおすすめスポットを紹介

まだまだ間に合う! 初詣ドライブのおすすめスポットを紹介

今年(2021年)は「3密」を防ぐため、初詣も場所や日程が分散されました。お正月をお家でゆっくり過ごし「そういえば、まだ初詣に行っていない……」という方も多いのではないでしょうか?

今のご時世、できることなら公共の交通機関を使わずに安心して行くことができる場所がいいですよね。そこで今回は、これから初詣に行こうと考えている方に、感染症対策として、クルマで行くのに便利な関東近郊の初詣スポットを紹介します。各神社仏閣の見どころやおすすめポイントを参考に、初詣ドライブを楽しんできてくださいね。

【無料の駐車場がある神社仏閣】

全国唯一!八方除の守護神:寒川神社(神奈川)

1,600年以上の歴史がある格式高い寒川神社。著名人も多数訪れている

神奈川県の厚木市と茅ケ崎市の間、相模川が流れる自然豊かな場所に鎮座する寒川神社。1,600年以上の歴史を有し、寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)の2柱の神様が祀られ、寒川大明神と奉称されています。

寒川神社は、全国でも唯一「八方除(はっぽうよけ)」の神様が祀られている神社です。八方除とは、地相や家相、方位、日柄などに起因するすべての災いを取り除き、家業繁栄や福徳円満をもたらすとされる御神徳のこと。寒川神社の社殿は南西向きに建てられており、古来より江戸(東京)の裏鬼門をお護りする神社として崇敬され、戦国武将として名を残した源頼朝や武田信玄、徳川家代々からもあつい信仰を受けてきました。

いくつか入り口があるが、神様が渡るとされる「神池橋」がある三の鳥居から入るのがおすすめ

境内に入ると、拝殿の右側に渾天儀(こんてんぎ)が置かれています。渾天儀は、天体の位置や星などを観測する器具で、古来より国家の命運をもにぎると考えられてきました。八方除、方位除の神様を祀る寒川神社ならではの見どころの一つです。

渾天儀には「龍は天空を支える」という故事にならい四隅に龍が配置されている

参拝後は、寒川神社でしか食べられない名物「八福餅」をぜひご賞味ください。昔ながらの製法で作られた八角形のあんこ餅は、八方除の「八」と末広がりの「八」、「福」は招福と幸福の「福」にちなんで作られたとされるもの。第2駐車場入り口近くにある「カフェ 鎮守の杜 Koyo」の2階のレストランで注文できるほか、定番のお土産品として売店でも販売されています。

「八福餅」を食べて縁起を担いだ後は、寒川神社の近くにある「湘南銀河大橋」の夕日を眺めながら帰路につくのもいいですね。参拝のご利益と夕日のきれいさに、心が洗われる1日となりそうです。

「湘南銀河大橋」からの夕焼けを眺めながらのドライブはロマンチック

▼寒川神社
住所:神奈川県高座郡寒川町宮山3916
駐車台数:400台(無料) 
URL:http://samukawajinjya.jp/

縁結びの神様として名高い:川越氷川神社(埼玉)

約1,500年前の古墳時代に創建されたと伝えられ、本殿は県の重要文化財に指定されている(写真提供:川越氷川神社)

縁結びの神様として有名な川越氷川神社には、5柱の神々が祀られています。御祭神のなかに、2組の夫婦の神様や出雲大社の縁結びの神様として知られる「大己貴命(おおなむちのみこと)」が祀られていることから、夫婦円満や縁結びにご利益があるとされ、1年を通して良縁を求める多くの参拝客でにぎわっています。

川越氷川神社で人気があるのが「縁結び玉」という特別なお守り。「縁結び玉」とは、境内の小石を持ち帰り大切にすることで、素敵なご縁に恵まれるという伝説がある川越氷川神社限定のものです。毎日20体限定で授与しているため、早朝6時頃より当日分の整理券の配布をしています。

「縁結び玉」を持ち帰り、生涯を共にする運命のお相手と巡り会えたときには、一緒にお参りして神社に石を返納しましょう。そうすると、お二人の良縁が一生涯続くようにと願いが込められた特別なお守りに交換してもらえます。「今年こそは!」という強い気持ちがある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

お祓いされた神聖なお守り「縁結び玉」 (写真提供:川越氷川神社)

最寄りの駅から少し離れた距離にある川越氷川神社。特に、「縁結び玉」をお目当てに早朝から行く場合は、クルマで行くことをおすすめします。参拝後は、川越氷川神社からも近く、小江戸の情緒漂う川越散策はいかがですか?

川越のシンボルでもある「時の鐘」。伝統的な蔵造りの街並みが続く

氷川神社から徒歩10分ほどの場所には、「川越一番街」や昭和の時代を彷彿させる「菓子屋横丁」があります。買わずにはいられない懐かしい駄菓子の数々に、思わず童心に返って楽しめるスポットです。川越散策がてら立ち寄ってみてくださいね。

▼川越氷川神社
住所:埼玉県川越市宮下町2-11-3
駐車台数:100台(無料) 
URL:http://www.kawagoehikawa.jp/

▼川越菓子屋横丁
住所:埼玉県川越市元町2丁目
駐車場:あり(有料)
URL:https://www.koedo.or.jp/miru-asobu/115/

【クルマで行くのに便利な神社仏閣】

関東屈指のパワースポット:三峯神社(埼玉)

標高約1,100mに鎮座する三峯神社。木々から放出されるマイナスイオンたっぷりの神聖な空気感は別格(写真提供:三峯神社)

秩父神社、宝登山神社とともに、秩父三社の一つとして数えられる三峯神社。その歴史は古く、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)によって創祀されたと言い伝えられており、境内にはヤマトタケルノミコトの銅像が建てられています。

御祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)の夫婦の神様。三峯神社の神使は狛犬ではなく狼なのが特徴で、鳥居前では狼の像が参拝客を出迎えています。夫婦の神様が祀られていることから、夫婦和合や家内安全、恋愛成就、神使である狼の力によって災難除けにもご利益があるとか。

三峯神社の拝殿近くにある樹齢800年を誇る御神木「重忠杉(しげただすぎ)」は、神社のパワースポットの一つです。

三峯神社の御神木「重忠杉」。歴史ある御神木から「気」をもらう参拝客が後を絶たない(写真提供:三峯神社)

御神木でパワーチャージをした後に訪れたいのが、奥宮を遥拝する「遥拝殿(ようはいでん)」です。「遥拝殿」につながる石段を登ると、そこは別世界。お天気の良い日には秩父盆地が一望できる絶景が味わえます。

妙法ヶ岳の山頂にある「奥宮」。その「奥宮」までは、山道を歩いて1時間半程度かかるので、登山に慣れていないと厳しい道のりです。そのため、「遥拝殿」から「奥宮」の方向を眺めお参りする参拝客もたくさんいます。

条件がそろえば雲海が見られることも。観光名所でもある「遥拝殿」からの絶景は格別(写真提供:三峯神社)

三峯神社での参拝後は、神社からクルマで約30分の距離にある「道の駅 大滝温泉」での日帰り入浴がおすすめです。山頂にある三峯神社は平地よりも気温が低いため、初詣で冷えきった体を温めることで心身ともにリラックスできますよ。「三峯神の湯」とも呼ばれ、弱アルカリ性の泉質は美肌効果も期待できます。

▼三峯神社
住所:埼玉県秩父市三峰298-1
駐車場:あり(有料市営駐車場利用)
URL:http://www.mitsuminejinja.or.jp/

▼道の駅 大滝温泉(遊湯館)
住所:埼玉県秩父市大滝4277-2
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.michinoeki-network.jp/otaki/

箱根の観光名所でもある最強の開運スポット:箱根神社(神奈川)

威風堂々とした朱色の御社殿。御社殿の裏山には県指定の天然記念物である「ヒメシャラ鈍林」が広がっている

都内から高速道路を使うと片道2時間以内で行けるため、週末の日帰り旅行先としても人気のある箱根。そんな観光スポットの箱根にあるのが、関東総鎮守として古くは源頼朝や徳川家康などの戦国武将からあつく崇敬された箱根神社です。開運厄除、心願成就、勝運守護、交通安全、縁結びなどのご神徳で有名な名社で、境内にはいくつものパワースポットがあります。

まずは、境内にある「九頭龍神社 新宮」。縁結びの神様として、良縁成就を願う女性のパワースポットとなっています。芦ノ湖湖畔の森の中に「九頭龍神社 本宮」が鎮座していますが、分社として箱根神社の境内に創建されたことで、お参りしやすくなりました。

「九頭龍神社 本宮」と同じ芦ノ湖の龍神様が祀られている「九頭龍神社 新宮」

「九頭龍神社 新宮」前にある九つの龍の口から出る「龍神水」は、一切の不浄を洗い清める霊水といわれています。

御守所で授与されている専用のペットボトル(100円)で「龍神水」を持ち帰ることができる

境内を歩いていくと、存在感抜群の大きな杉の木、「矢立の杉」があります。この木は、「かながわの名木100選」にも選ばれ、樹齢約1,200年と伝承される御神木。かつて、坂上田村麻呂が戦勝を祈願して表矢を献納したことに由来する杉で、御守所では「矢立の杉」が描かれた「勝守」も授与されています。

まっすぐに伸びる箱根神社の御神木「矢立の杉」。木の根元はずっしりと太い

「矢立の杉」と同じく御神木に数えられるのが「安産杉」です。「安産杉」の根元がふたつに分かれていることから、「子孫繁栄」や「子授け」、「安産」のご神徳があるパワースポットとして多くの方が訪れています。箱根神社を崇敬していた源頼朝が妻である北条政子の安産を祈願し、三代将軍となる源実朝が無事に誕生したことから、栄木として広まっていったと伝えられています。

「子孫繁栄」や「安全祈願」の御神徳で名高い「安産杉」

箱根神社での参拝を終え境内の階段を下っていくと、芦ノ湖上に建つ鳥居が見えてきます。この鳥居は、上皇さまの立太子礼と日本の独立を記念して昭和27年に建立された「平和の鳥居」。水上にある鳥居は、海外の観光客にも人気のフォトスポットになっています。

湖側から見ると、吉田茂元首相揮毫の「平和」の2文字が記された扁額が掲げられている

「平和の鳥居」がある芦ノ湖からは、雪化粧の富士山も顔を出します。富士山と水上にたたずむ朱色の「平和の鳥居」が一緒に見られる風景は、まさに神秘的。芦ノ湖の水面がまるで鏡のように富士山を写し出す「逆さ富士」は思わず息をのむ美しさです。「逆さ富士」は、11月~3月頃、風が強くなく、遊覧船が運行する前の早朝に見られることが多いとか。「逆さ富士」をお目当てに早起きして箱根ドライブもいいですね。

芦ノ湖の透き通る水面に写る「逆さ富士」と「平和の鳥居」の絶景は感動もの

あらゆる御神徳が期待できる箱根神社。地域全体がパワースポットともいわれる箱根での初詣と芦ノ湖周辺の散策だけでも十分な開運パワーがもらえそうです。冬は道路に積雪があるかもしれませんので、しっかり対策をしてドライブを楽しんでください。

▼箱根神社・九頭龍神社 新宮
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
駐車場:あり(無料)
URL:http://hakonejinja.or.jp/

【ご来光(日の出)も楽しめるパワースポット】

初詣&日の出の絶景が見られることで有名:筑波山神社(茨城)

石段を登った先にあるのが「筑波山神社」の御拝殿

筑波山神社は、日本百名山の一つで、3,000年以上昔から山岳信仰の対象とされてきた「筑波山」を御神体とした神社です。筑波山神社の御本殿は、男体山と女体山の山頂にそれぞれ鎮座しています。筑波山神社といえば、縁結びの神様として有名ですが、交通安全、厄除けなどの御神徳により、登山客や県内外から多くの参拝客が訪れています。

筑波山は、男体山(標高871m)と女体山(標高877m)の2つの峰から成る山で、日の出を見るのにおすすめなのは女体山側。女体山の山頂までは、約6分間の冒険が楽しめるロープウェイが通っているので、冬山の登山に慣れていない方でも安心です。比較的気軽に登れる山ですが、歩きやすい格好と防寒対策はお忘れなく。山頂でご来光を拝んでから、下山途中に筑波山神社で参拝することで、ダブルのご利益がありそうですね。


山全体が御神体である筑波山の山頂からは関東平野が一望できる

駐車場も完備されている筑波山神社は、山全体が「茨城県つくば市筑波1番地」の住所となっています。この住所をナビに入力すると目的地に到着しない場合があるので、ナビには「筑波山京成ホテル」と入力するようにしましょう。
▼筑波山神社
茨城県つくば市筑波1番地
駐車場:あり(有料)
URL:https://www.tsukubasanjinja.jp/

▼筑波山
茨城県つくば市筑波1番地
駐車場:あり(有料)
URL:http://www.mt-tsukuba.com/

クルマで行くのに便利な関東近郊の神社を紹介しました。皆さまの願いが叶う1年となりますように。安全運転で初詣にお出かけください。

※記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。

文:田村恵美(PASSERBY GRAFFICS) 編集:奥村みよ(PASSERBY GRAFFICS)+ノオト

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