4つのタイヤすべてが駆動する4WD(四輪駆動車)は、その走破性から雪道や足元が悪い場所でも活躍する頼もしい車。4WDでは、エンジンの力が4つのタイヤすべてに伝わるのに対し、2WD(二輪駆動車)が前輪か後輪どちらか2つの車輪が駆動していて、残りの2つは回っているだけです。
4WDでは、四輪それぞれが地面を捉える分スリップしにくいので、すぐれた走行安定性とパワフルな加速性能を持ち合わせています。アウトドアの趣味を持つ人や、山道や雪道など足元が悪い環境を走行する機会が多い人などに、おすすめのタイプといえます。
1990年代に空前のアウトドアブームが起きて以来、オフロードに強い4WD車は着実に売り上げを伸ばしてきました。さらに、ここ数年続くSUVブームによって、4WD車の人気は高まっています。そんな4WD車について、本記事ではトヨタの電気式4WDシステム「E-Four」も含むトヨタの4WD車について紹介します。
※記事公開時の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。
<この記事の目次>
E-Fourを含む約30車種の4WD車を展開するトヨタ
トヨタは目的や好みに合わせて選べる4WDの車種を豊富に揃えており、2022年1月時点で約30車種を展開。エンジンタイプにより、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車、PHEV(プラグインハイブリッド車)に分かれますが、ハイブリッド車とPHEVの4WDには、主にトヨタの電気式4WDシステム「E-Four」が採用されています。トヨタの4WDについて、E-Fourを含む主な種類と特徴についてみていきましょう。
E-Fourとは
ハイブリッド車に採用されているE-Fourは、機械式4WDとは機構および性能が異なり、前輪をエンジンとフロントモーター、後輪をリヤモーターで駆動する電気式4WDシステム。様々な走行状態に応じてFF(前輪駆動)走行状態から4WD(四輪駆動)走行状態まで自動的に制御し、安定した操縦性・走行の安定性および燃費の向上に寄与します。
なお、ハイブリッド車の4WDは全てE-Fourという訳ではなく、クラウンのようにセンターデフ搭載のフルタイム4WD(ハイブリッドフルタイム4WD)を採用したハイブリッド車もあります。
E-Four設定がある車種一覧
フルタイム4WDとは
フルタイム4WDは、あらゆる路面状況・走行条件でも、4つのタイヤに駆動力を伝えて走る4WDシステムで、雪道などでタイヤの空回りが少なく安定して走ることが可能。カーブなどで前後輪間に回転差が生じる場合に備えて、生じた回転差を調整するためのセンターデフが設けられています。
フルタイム4WD設定がある車種一覧
- ハイエース ワゴン
- クラウン(ハイブリッド車)
- ランドクルーザー
- ランドクルーザー プラド
パートタイム4WDとは
常に4WDで走るフルタイム4WDに対し、通常は2WDで走行し、悪路や雪道など滑りやすい路面でのみ、スイッチやレバーで4WDに切り替える4WDシステムをパートタイム4WDと呼びます。
パートタイム4WD設定がある車種一覧
Vフレックスフルタイム4WDとは
Vフレックスフルタイム4WDは、直線走行などの通常走行時は前輪駆動(FF)に近い状態、雪道や悪路の様な滑りやすい路面を走行し前輪と後輪に回転差が生じた場合は後輪にトルクを伝達し四輪駆動に切り替わる4WDシステム。センターデフの代わりにビスカスカップリングを使用することで、4WDシステムの小型軽量化や燃費向上が図られています。
Vフレックスフルタイム4WD設定がある車種一覧
アクティブトルクコントロール4WDとは
アクティブトルクコントロール4WDは、電子制御により前輪駆動(FF)と四輪駆動を自動で切り替える4WDシステム。直線走行などの通常走行時は前輪駆動(FF)に近い状態、発進・加速時や滑りやすい路面、コーナリング時は四輪駆動に切り替わり車両の状態に合った最適な駆動力を四輪に配分します。
アクティブトルクコントロール4WD設定がある車種一覧
ダイナミックトルクコントロール4WDとは
ダイナミックトルクコントロール4WDはアクティブトルクコントロール4WDと同様に、電子制御により、前輪駆動(FF)と四輪駆動を自動で切り替える4WDシステム。直線走行などの通常走行時は前輪駆動(FF)に近い状態、発進・加速時や滑りやすい路面は四輪駆動に切り替わり車両の状態に合った最適な駆動力を四輪に配分します。また、コーナリング時に車速や舵角などの情報を用いてドライバーの意図する走行軌跡を予測し、走行状態に応じて駆動力配分を制御。優れた操縦安定性に貢献します。
ダイナミックトルクコントロール4WD設定がある車種一覧
- C-HR
- ハリアー
- ヤリス クロス
- RAIZE(ライズ)
- RAV4(G/X)
- ヴォクシー(2022年1月発売の4代目)
- ノア(2022年1月発売の4代目)
ダイナミックトルクベクタリングAWDとは
ダイナミックトルクベクタリングAWDは、走行状況に応じて後輪トルクを左右独立で制御し、旋回時の車両安定性とトラクション性能を高める「トルクベクタリング機構」 と四輪駆動が不要な時は二輪駆動へ切り替わる 「ディスコネクト機構」 を採用した4WDシステム。オフの日にキャンプやスキーなどアクティブに活動する人や、さらに走りにこだわる人におすすめとされています。
ダイナミックトルクベクタリングAWD設定がある車種一覧
- RAV4(Adventure/G“Z package”)
トヨタ車で4WD/E-Four設定がある車種一覧
ここからは、トヨタ車で4WD/E-Four設定がある30車種をボディタイプ別に、その魅力とともに紹介していきます。
ボディタイプ | 車種名 | E-Fourの有無 |
コンパクト | アクア | 〇 |
カローラ スポーツ | ||
GRヤリス | ||
パッソ | ||
ヤリス | 〇 | |
ルーミー | ||
ミニバン | アルファード | 〇 |
ヴェルファイア | 〇 | |
ヴォクシー | ||
ノア | ||
エスクァイア | ||
シエンタ | ||
ハイエース ワゴン | ||
セダン | カムリ | 〇 |
カローラ | 〇 | |
カローラ アクシオ | ||
クラウン | ||
プリウス | 〇 | |
ワゴン | カローラ ツーリング | 〇 |
カローラ フィールダー | ||
SUV | カローラ クロス | 〇 |
C-HR | ||
ハイラックス | ||
ハリアー | 〇 | |
ヤリス クロス | 〇 | |
RAIZE(ライズ) | ||
RAV4 | 〇 | |
RAV4 PHV | 〇 | |
ランドクルーザー | ||
ランドクルーザー プラド |
コンパクトカー
アクア

※アクア Z(クリアベージュメタリック)<オプション装着車>※写真は2WD
ハイブリッド専用車として2011年にデビューした「アクア」。低燃費はもちろん、コンパクトカーながら広いリヤシートの居住空間や荷室空間が特徴のコンパクトカーです。
2021年に新型アクアを発売し、最先端の安全・安心機能を装備。また、TNGAプラットフォームを採用し、高いボディ剛性が生み出す上質な走りと高い環境性能を両立しています。さらに、アクア初となる「E-Four(電気式4WDシステム)」を採用。発進時や雪道などの滑りやすい路面で、スムーズに4WD状態へ切り替えることで、発進性、走行安定性をアシストします。
4WD車の価格(税込) | 217万8,000円~ |
カローラ スポーツ

※カローラ スポーツ G“X”(MT シルバーメタリック)※写真は2WD
1966年に誕生し、世界150以上の国と地域で販売されているカローラシリーズ。中でも2018年に登場した「カローラ スポーツ」は、手軽にスポーティな走りが楽しめるコンパクトカーです。カローラ スポーツにはガソリン車とハイブリッド車がありますが、ガソリン車のみ4WDが設定されています。
カローラ スポーツの4WD車には、前輪駆動に近い状態から四輪駆動状態まで自動的に電子制御する、「アクティブトルクコントロール4WD」を標準装備。通常走行時は燃費効率のいい走りを、発進・加速時や滑りやすい路面、コーナリング時には、後輪にも最適な駆動力を配分します。
4WD車の価格(税込) | 240万円~ |
GRヤリス

※GRヤリス RZ“High performance”(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>
「モータースポーツ用の車両を市販化する」という発想で、WRC(FIA世界ラリー選手権)参戦車両をベースに開発された「GRヤリス」。走行性能を限界まで追求し、スポーティな走りを存分に楽しむことができます。
4WD車はトヨタ独自開発のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を採用し、あらゆる路面状況において四輪へのトルク配分を即座に制御。トラクションを余すことなく路面に伝達し、幅広い速度粋でダイレクトな操作感を与えてくれます。
4WD車の価格(税込) | 396万円~ |
パッソ

※パッソ X“L package”(ターコイズブルーマイカメタリック)<オプション装着車>※写真は2WD車
コンパクトカーながら軽自動車並みのリーズナブルな価格を実現した「パッソ」。低燃費とコストパフォーマンスを両立させた人気車種です。
パッソの4WD車には、雨の日や雪道でも安定した走りをもたらす「Vフレックスフルタイム4WD」を標準装備。通常走行時は前輪駆動に近い状態で走行し、雨天時や上り坂など滑りやすい路面などで前後輪に回転差が生じると、最適なトルクを後輪に伝えます。
4WD車の価格(税込) | 144万1,000円~ |
ヤリス

※ヤリス HYBRID Z 1.5L<オプション装着車>※写真は2WD
新世代のコンパクトカーとして、最新の安全・安心の技術や装備が取り入れられた「ヤリス」。軽快な走りの楽しさと、低燃費が自慢のコンパクトカーです。
ハイブリッド車には、トヨタのコンパクトカーとしては初となる「E-Four(電気式4WDシステム)」を採用。状況に応じて前後輪のトルク配分を自動的に調節します。発進時や雪道などの滑りやすい路面などではスムーズに4WDに切り替わり、無駄のない走りを実現します。なお、ガソリン車には「アクティブトルクコントロール4WD」が採用されています。
4WD車の価格(税込) | 183万1,000円~ |
ルーミー

※ルーミー G(ターコイズブルーマイカメタリック)<オプション装着車>
コンパクトながら5人乗っても余裕がある室内空間の広さと、乗り降りに便利なスライドドアを備えた「ルーミー」。ルーミーで4WDが設定されているグレードはX/G/カスタムGの3種類で、パッソと同様に、道路の状況などによって4WDに切り替わる「Vフレックスフルタイム4WD」を採用しています。
2020年にマイナーチェンジし、進化した予防安全機能スマートアシストを全車標準装備に。衝突回避支援ブレーキ機能、衝突警報機能の検知対象に、同じ方向を走っているバイク・自転車や夜間の歩行者が追加されるなど、安全機能が強化されました。坂道もスムーズに登れる馬力を備えた直列3気筒1.0Lエンジンを搭載。燃費性能にもすぐれています。
4WD車の価格(税込) | 173万2,500円~ |
ミニバン
アルファード

※アルファード S(ガソリン車 ホワイトパールクリスタルシャイン)<オプション装着車>※写真は2WD
ラグジュアリーな内外装が人気の高級ミニバン「アルファード」。7人乗りと8人乗りがラインアップされるほか、グレードが細かく分かれていることもアルファードの特徴。2021年の一部改良により、スマートキーを携帯することによりワンタッチで開けられるパワースライドドアが標準装備になりました。
アルファードでは全グレードに4WDモデルが設定されていますが、ガソリン車には「アクティブトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車には高出力な電気式4WDシステム「E-Four」が採用されています。E-Fourでは後輪の駆動をモーターで行うのが特徴で、滑りやすい路面での操縦安定性の確保に貢献します。
4WD車の価格(税込) | 419万6,000円~ |
ヴェルファイア

※ヴェルファイア GOLDEN EYES Ⅱ(ガソリン車 ブラック)※写真は2WD
アルファードの兄弟車で、より力強くダイナミックなデザインの「ヴェルファイア」。2021年には、アルファードと同様にパワースライドドア、アクセサリーコンセントを全車標準装備としました。
アルファード同様、全グレードに4WDモデルが設定され、ガソリン車には「アクティブトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車には電気式4WDシステム「E-Four」が採用されています。
4WD車の価格(税込) | 449万5,000円~ |
ヴォクシー(3代目)

※ヴォクシー 特別仕様車 ZS“煌 Ⅲ”(ガソリン車 7人乗り ブラック)※写真は2WD
力強く迫力あるデザインに、使いやすく余裕のある空間とパワフルな走行性能もあわせ持つ「ヴォクシー(3代目)」。ヴォクシーにはガソリン車とハイブリッド車があり、4WDはガソリン車のみに設定されています。
ガソリン車の4WDに搭載された「S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御」により、滑りやすい状況下でもドライ路面でも、すぐれた車両安定性を確保。また、坂道での発進時にブレーキ油圧を保持することにより、ずり落ちを緩和する「ヒルスタートアシストコントロール」も搭載。坂道でもスムーズに発進できる、頼れる走行性能が自慢です。
4WD車の価格(税込) | 301万1,800円~ |
ノア(3代目)

※ノア 特別仕様車 Si“W×B Ⅲ”(ハイブリッド車 7人乗り ホワイトパールクリスタルシャイン)<オプション装着車>※写真は2WD
トヨタのミドルサイズミニバンの中でも、ヴォクシーやエスクァイアに比べてもっともグレード種類が豊富な「ノア(3代目)」。ガソリン車とハイブリッド車のうち、ガソリン車のみ4WDが設定されています。
4WDのシステムはノア/ヴォクシー/エスクァイアとも共通で、走行状況に合わせて車両を制御する「S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御」や坂道でもスムーズに発信できる「ヒルスタートアシストコントロール」を搭載しています。
4WD車の価格(税込) | 276万5,400円~ |
エスクァイア

※エスクァイア特別仕様車 Gi“Premium Package・Black-Tailored” (ブラック)※写真は2WD
トヨタのミドルサイズミニバン3兄弟(ノア/ヴォクシー/エスクァイア)の中でも贅沢な雰囲気の高級モデル「エスクァイア」。ガソリン車とハイブリッド車のうち、ガソリン車のみ4WDの設定があります。
4WDのシステムはノア/ヴォクシー/エスクァイアとも共通で、走行状況に合わせて車両を制御する「S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御」や坂道でもスムーズに発信できる「ヒルスタートアシストコントロール」を搭載しています。
4WD車の価格(税込) | 317万2,400円~ |
シエンタ

※シエンタ G(ガソリン車 7人乗り ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ) <オプション装着車>※写真は2WD
大きすぎず、小さすぎず、普段使いにちょうどいいサイズ感が人気の「シエンタ」。3列シートのガソリン車のみ4WDの設定があり、乾燥路から雪道まで様々なシチュエーションで安定した走りが可能な「アクティブトルクコントロール4WD」を採用しています。
5.2mの最小回転半径で、細い路地に入る時やUターン時、車庫入れや縦列駐車時の取り回しが軽快に行えるのも特徴です。
4WD車の価格(税込) | 200万3,300円~ |
ハイエース ワゴン

※ハイエース ワゴン GL(ワイドボディ 2700ガソリン車 ブラックマイカ)<オプション装着車>※写真は2WD
長い歴史を誇り、世界各国で愛されている「ハイエース」。ハイエースワゴンは乗用車バージョンで、広い室内に10名の乗車が可能。トヨタのなかで、もっとも多い人数が乗車できるミニバンです。
2020年の一部改良では、アクセルペダル踏み間違い時の衝突被害を軽減するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]をオプションとして採用するなど、安全装備を充実させました。また、ビスカスカップリング付きセンターデフ方式の「フルタイム4WD」システムにより、駆動力を効率よく配分し、滑りやすい路面での走行をサポートします。
4WD車の価格(税込) | 318万6,000円~ |
セダン
カムリ

※カムリ G“レザーパッケージ”(プレシャスメタル)<オプション装着車>※写真は2WD
ハイブリッド専用車の「カムリ」。1980年に国内専用モデル「セリカ カムリ」として誕生し、1982年に現在の車名「カムリ」として一新し、100カ国以上の国や地域で販売されてきた王道セダンです。
2017年に登場した新型カムリではTNGAに基づき、プラットフォームからパワートレイン、電子系などすべてをゼロから開発。新世代のセダンとして生まれ変わりました。2021年の一部改良では、内外装がより洗練されたスタイルに深化するとともに、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」に複数の機能が加わるなど、安心・安全面も向上しています。
2.5L直列4気筒のエンジンを備え、走行状態に応じて前輪駆動から四輪駆動まで自動的に制御する電気式4WDシステム「E-Four」が、様々な路面状況において安定した走行をアシストします。
4WD車の価格(税込) | 368万3,000円~ |
カローラ

※カローラ HYBRID W×B(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>※写真は2WD
1966年の発売から、世界150以上の国と地域で累計5,000万台を超える販売台数を誇る「カローラ」。これまでは大衆車のイメージが強かったカローラですが、2019年のフルモデルチェンジで2WDにはハイブリッド車とガソリン車、4WDはハイブリッド車のみの設定となりました。
電気式4WDシステムの「E-Four」は、システム自体を小型軽量化。車両後方にコンパクトに配置することで、低燃費かつ室内のゆとりも確保されています。
4WD車の価格(税込) | 260万1,500円~ |
カローラ アクシオ
3ナンバーサイズになったカローラと異なり、5ナンバーサイズのコンパクトセダン「カローラ アクシオ」。現行モデルの4WDはガソリン車のみの設定で、乾燥路から雪道まで様々なシチュエーションで安定した走りが可能な「アクティブトルクコントロール4WD」を採用しています。
1.5Lエンジンを搭載し、停車と発進の多い街中で多く使用する低中速域でのトルクを十分に確保。同時に高速域の走りも楽しめる加速性能も持ち合わせています。
4WD車の価格(税込) | 182万1,600円~ |
クラウン

※クラウン特別仕様車 S“Elegance Sytle Ⅲ”(2.5L ハイブリッド車 プレシャスホワイトパール<オプション装着車>
1955年の誕生以来、日本を代表する高級セダンとして牽引し続けてきた「クラウン」。 現行モデルの15代目クラウンは、流麗なカーブを描いた、スポーティなシルエットが特徴。もっとも過酷なサーキットと呼ばれるドイツのニュルブルクリンクで磨き上げられた滑らかなハンドリングも自慢です。
クラウンの4WDはハイブリッド車のみの設定。センターデフ搭載の「フルタイム4WD(ハイブリッドフルタイム4WD)」の採用により、2.5Lダイナミックフォースエンジンのパワーを余すことなく路面に伝え、ハイブリッドカーならではのレスポンスとスムーズな加速を実現します。
4WD車の価格(税込) | 511万9,000円~ |
プリウス

※プリウス 特別仕様車 S“ツーリングセレクション・Black Edition”(プレシャスブラックパール)※写真は2WD
トヨタを代表するハイブリッドカー「プリウス」。現行モデルの4代目は2015年にデビュー。ハイブリッドシステムTHSⅡ により、パワフルな走りとともに世界トップクラスの低燃費を実現しています。
Eグレード以外では4WDモデルが設定され、4WDのシステムには様々な走行状態に応じて前輪駆動走行状態から4WD走行状態まで自動的に制御し、安定した操縦性と燃料の向上に貢献する電気式4WDシステム「E-Four」を搭載。E-FourのWLTCモードで25.4km/L~28.3km/Lという低燃費を実現しています。
4WD車の価格(税込) | 292万9,000円~ |
ワゴン
カローラ ツーリング

※カローラ ツーリングHYBRID W×B(ブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>※写真は2WD
世界中150以上の国や地域で親しまれているカローラの中でも、大容量の荷室が特徴のステーションワゴン「カローラ ツーリング」。2019年のフルモデルチェンジでは骨格を一新。 低重心でワイドなエクステリアが特徴です。
カローラ ツーリングの4WDはハイブリッド車のみの設定で、1.8Lエンジンに電気式4WDシステム「E-Four」を搭載。運転状況や路面状況に応じて2WDと4WDをスムーズに切り替えることで、E-Four搭載車のWLTCモードで24.4km/L~26.8km/Lの低燃費を実現しています。
4WD車の価格(税込) | 267万8,500円~ |
カローラ フィールダー
5ナンバーサイズのコンパクトなボディながら、ビジネスにもプライベートにも活躍できるステーションワゴン「カローラ フィールダー」。
カローラ フィールダーの4WDはガソリン車のみの設定で、カローラ アクシオと同様に、乾燥路から雪道まで様々なシチュエーションで安定した走りが可能な「アクティブトルクコントロール4WD」を採用しています。1.5Lエンジンは低中速域でのトルクを十分に確保し、街中での走行がしやすいつくりとなっています。
4WD車の価格(税込) | 197万3,400円~ |
SUV
カローラ クロス

※カローラ クロス Z(ハイブリッド車 ダークブルーマイカメタリック)※写真は2WD
カローラシリーズ初のSUVとして2021年に登場した「カローラ クロス」は、SUVならではの使い勝手のよさと、都会的な上質感やSUVならではの躍動感を両立したデザイン、クラストップレベルの低燃費とアクティブでスムーズな走りを兼ね備えたコンパクトSUVです。
4WDはハイブリッド車のみで電気式4WDシステム「E-Four」の設定。そのE-Four車のサスペンションには、これまでのカローラシリーズで熟成を重ねたダブルウィッシュボーン式が採用され、安定性と応答性を高次元で両立しています。
4WD車の価格(税込) | 279万9,000円 |
C-HR

※C-HR 特別仕様車 G“Mode-Nero Safety PlusⅡ”(ハイブリッド車 スパークリングブラックパールクリスタルシャイン)※写真は2WD
2016年に登場したコンパクトクロスオーバーSUV「C-HR」。2019年のマイナーチェンジによりデザインがよりスタイリッシュに進化しました。
4WDはガソリン車のみに設定があり、前輪駆動状態と四輪駆動状態を自動的に電子制御する「ダイナミックトルクコントロール4WD」によって、晴れの日も雪の日も、安定した走りを実現します。
4WD車の価格(税込) | 261万3,000円~ |
ハイラックス

※ハイラックス Z(スーパーホワイトⅡ)
約180の国および地域で販売され、信頼性・耐久性・悪路走破性の高さで支持を得てきた「ハイラックス」。2020年にマイナーチェンジされ、タフさ、力強さを強調したデザインに進化しています。
全グレードで直列4気筒2.4Lディーゼルターボエンジンに4WDの駆動方式を採用。4WDの種類は「パートタイム4WD」のため、通常は2WDで走行し、悪路や雪道などの滑りやすい路面でのみ、ダイヤル式トランスファー切替スイッチを操作することで4WDへ切り替えますが、センターデフがないので乾いた路面では2WDで走行する必要があります。
道なき道を走破する「ダカールラリー2021年」大会においてもタフな性能を見せつけたハイラックス。パワフルな走行性能を体感できることでしょう。
価格(税込) | 352万7,000円~ |
ハリアー

※ハリアー Z“Leather Package”(プレシャスブラックパール)<オプション装着車>
「都市型SUV」という新たなジャンルを切り開いてきた「ハリアー」。2020年に発売された新型モデルは、流麗なフォルムが特徴です。
ハリアーの4WDは、ガソリン車の4WDシステム「ダイナミックトルクコントロール4WD」とハイブリッド車の電気式4WDシステム「E-Four」が設定されています。前後輪の作動状態の変化は、マルチインフォメーションディスプレイの表示で確認できます。
4WD車の価格(税込) | 319万円~ |
ヤリス クロス

※ヤリス クロス HYBRID Z(ブラックマイカ×ホワイトパールクリスタルシャイン)<オプション装着車>※写真は2WD
2020年に発売された「ヤリス クロス」は、コンパクトカーのヤリスをベースに、軽快な走りと低燃費を備えたSUVへと進化。
ガソリン車の4WDには「ダイナミックトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車の4WDには電気式の「E-Four」が設定されています。トヨタのコンパクトSUVにおいて、E-Fourを搭載したのはヤリスが初のモデルです。
4WD車の価格(税込) | 202万9,000円~ |
RAIZE(ライズ)

※ライズ Z(ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック)※写真は2WD
5ナンバーサイズのコンパクトなボディに、パワーと燃費を両立した「ライズ」。2019年に発売されるやいなや人気を博し、2020年には上半期(1~6月)の新車販売台数第1位を獲得しました。
4WDはガソリン車のみに設定があり、安定した走行と低燃費に貢献する「ダイナミックトルクコントロール4WD」を搭載しています。
4WD車の価格(税込) | 198万4,800円~ |
RAV4

※RAV4 特別仕様車 Adventure“OFFROAD package”(グレーメタリック)
クロスオーバーSUV人気の元祖である「RAV4」。
上位グレードのAdventure、G“Z package”には、世界初となる4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を搭載。走行状況に応じて、前後トルク配分に加えて、後輪トルクを左右それぞれで制御することで、思った通りの安定したコーナリングができる「トルクベクタリング機構」と、四輪駆動が必要ない時には二輪駆動に切り替えて燃費を向上する「ディスコネクト機構」を同時に採用しています。
なお、ガソリン車のGおよびXグレードには「ダイナミックトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車には電気式4WDシステムの「E-Four」が採用されています。
4WD車の価格(税込) | 297万4,000円~ |
RAV4 PHV

※RAV4 PHV G“Z”(エモーショナルレッドⅡ)<オプション装着車>
2020年6月に発売された「RAV4 PHV」は、RAV4で培った電気式4WDシステム「E-Four」に大容量バッテリーや高出力モーターなどを掛け合わせ、さらなるパワーとスタミナを蓄え、すぐれた環境性能を持ち合わせています。
4WD車の価格(税込) | 469万円~ |
ランドクルーザー

※ランドクルーザー ZX(ガソリン車 ブラック)<オプション装着車>
本格派クロスカントリーSUVとして、“キングオブ4WD”と称される「ランドクルーザー」。現行の300系は、全グレード4WDのラインアップ。4WDの種類は、常に4つのタイヤに駆動力を伝えて走る「フルタイム4WD」となっており、センターデフには、路面状況や走行状態に反応して前後のトルク配分をコントロールするトルセンLSD付トランスファーを採用しています。
3.5L V6ガソリンエンジンは最高出力415ps、3.3L V6ディーゼルエンジンは最高出力309psを発揮。全長5m近いボディとスポーツカー並みのハイパワーエンジンで悪路も走破できるパワフルさが特徴です。
4WD車の価格(税込) | 510万円~ |
ランドクルーザー プラド

※ランドクルーザー プラド TZ-G(ホワイトパールクリスタルシャイン)<オプション装着車>
ランドクルーザーから派生し、ひと回り小さくスタイリッシュなデザインが特徴の「ランドクルーザー プラド」。現行の150系は、ディーゼル車とガソリン車をラインアップし、全グレード4WDの設定です。ランドクルーザーと同様に、4WDの種類はセンターデフにトルセンLSD付トランスファーを採用した「フルタイム4WD」となっており、路面状況や走行状態に反応して前後のトルク配分を最適にコントロールします。
TZ-Gにメーカーオプションのオフロード走行を補助する「マルチテレインセレクト」は、オフロード走行時には5つのモードから路面状況に適した走行を選択可能。選択したモードごとに最適制御を行うなど、本格4WDならではの走破性と安全性を持ち合わせています。
4WD車の価格(税込) | 366万6,000円~ |
トヨタの四駆(4WD/E-Four)まとめ
このように、コンパクトからセダン、ワゴン、SUVまで目的や好みに合わせて豊富な選択肢の中から選ぶことができるトヨタ4WD/E-Fourのラインアップ。四駆の購入を検討している人は、ご自身のライフスタイルや好みなどに合う車をじっくり検討してみてはいかがでしょうか?
それでは最後に、購入以外にもトヨタの4WD/E-Fourに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れるサブスクリプションサービスです。車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。
2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことがでるようになりました。
※トヨタ車が対象(GRヤリス“モリゾウセレクション”除く)
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円
トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「のりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年
KINTOを利用してトヨタの4WD/E-Fourに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
※記事公開時の情報をベースに掲載しています