5ナンバーサイズに3列シートで7人乗り。コンパクトながらゆとりのある空間設計が特長のシエンタは、「トヨタ最小ミニバン」として2003年に誕生しました。2015年には2代目モデルが誕生。2018年のマイナーチェンジで2列シート車(5人乗り)も追加され、2019年8月にはミニバンとしては史上初となる新車販売台数月間1位を記録。以降も高い人気を維持するロングセラーモデルです。
2021年6月には、一部改良とともに、特別仕様車G“Safety Edition Ⅱ”、FUNBASE G“Safety Edition Ⅱ” がデビュー。力強く進化しつづけるシエンタの燃費や走りを紹介します。
※記事公開時の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。
<この記事の目次>
シエンタの特徴

シエンタの人気の秘密は「トヨタ最小ミニバン」の名にふさわしいコンパクトさと、秀逸な空間設計、ミニバントップクラスの低燃費にあります。
5ナンバーのボディサイズに2列/3列シートを備え、家族や友達など大人数でのお出かけや、荷物をたくさん積み込みたい時も難なく対応できる余裕のスペースが特長。また、スムーズに乗降できるスライドドアや、乗り降りしやすい低床&フラットフロア、Uターンや縦列駐車時などの取り回しのしやすさなど、子どもの送迎やお買い物などの日常使いに便利な機能がたくさん盛り込まれています。
シエンタのサイズ
シエンタの特徴であるコンパクトなサイズとは、どの程度なのでしょうか。シエンタのボディサイズや室内サイズをみていきましょう。
シエンタのサイズ | |
---|---|
全長(mm) | 4,260 |
全幅(mm) | 1,695 |
全高(mm) | 1,675~1,695 |
ホイールベース(mm) | 2,750 |
フロントトレッド(mm) | 1,480 |
リヤトレッド(mm) | 1,480 |
最小回転半径(m) | 5.2 |
シエンタは、ワンランク上のミドルサイズミニバンと比べて約50cm近く短い全長と、5.2mという最小回転半径により、取り回しのよさを実現しています。
低床フラットフロアがもたらす広い室内空間と優れた乗降性

※G 7人乗り(ガソリン車・2WD)
シエンタは取り回しやすいコンパクトなボディに、室内長1,850mm〜2,535mm×室内幅1,470mm〜1,490×室内高1,280mm〜1,290mmと余裕がある室内空間を実現。
段差が少ないフラットな床面は室内でも移動しやすく、3列シート車では後部座席ほどヒップポイントが高くなっているので、後席からの視界も良好です。また、従来型よりスライドドアの開口部を大きくして乗降性を高めるなど、各所で使い勝手が良くなる工夫を施しています。

※大型デッキアンダートレイ仕様イメージ
シエンタは収納スペースも豊富。カップホルダーやグローブボックス、デッキサイドトリムポケットなどはもちろん、リヤの荷室にも収納スペースを確保。荷室の床下には大型の収納ボックスがあり、濡れたものや汚れた荷物などの収納に役立ちます。
グレードに応じた多彩な内装のシエンタ
シエンタの内装はシートの素材やカラーがグレードにより異なります。大きく分けて3つのグレードがあるシエンタの内装について、みていきましょう。

※シエンタ X / FUNBASE Xグレードの内装(ブラック×ブラック+ファブリック)
落ち着いた雰囲気があるエントリーモデルのX及びFUNBASE Xのシートにはファブリック素材が用いられています。

※シエンタ G / FUNBASE Gの内装(フロマージュ×ダークブラウン+上級ファブリック)
Xの上級グレードとして、シート素材も上級ファブリックにグレードアップされたG及びFUNBASE Gの内装色は、標準設定のブラック×ブラックのほか、明るい雰囲気のフロマージュ×ダークブラウンの設定もあります(注文時に設定)。

※シエンタ G Cuero ハイブリッド車の内装(ブラック×ブラック+合成皮革×ダブルステッチ付スエード調)
最上級グレードとなるG CueroやFUNBASE G Cueroの内装は、シート素材が合成皮革とスエード調のコンビネーションになるなど、高級感が演出されています。
シエンタの燃費は?ハイブリッド車はミニバントップレベルの低燃費
さて、気になる燃費を見ていきましょう。シエンタのカタログ燃費(WLTCモード)は以下の通りです。
グレード | 2WD | 4WD |
G Cuero | 17.0km/L〜22.8km/L | 14.0km/L |
G | 17.0km/L〜22.8km/L | 14.0km/L |
G(車いす仕様車) | 17.0km/L | ― |
G“Safety Edition Ⅱ” | 17.0km/L〜22.8km/L | 14.0km/L |
X | 17.0km/L〜22.8km/L | 14.0km/L |
X(車いす仕様車) | 17.0km/L | ― |
FUNBASE G Cuero | 17.0km/L〜22.8km/L | ― |
FUNBASE G | 17.0km/L〜22.8km/L | ― |
FUNBASE G“Safety Edition Ⅱ” | 17.0km/L〜22.8km/L | ― |
FUNBASE X | 17.0km/L〜22.8km/L | ― |
シエンタにはガソリン車とハイブリッド車があり、いずれも直列4気筒1.5Lエンジンを搭載。ガソリン車は2WDと4WDを選択できます。
コンパクトさや室内空間に注目されがちなシエンタですが、優れた燃費性能も人気の理由。特にハイブリッド車の燃費は22.8km/Lと、ミニバントップレベルの低燃費を誇ります。
ハイブリッド車の走行時には、燃費優先のエコドライブモードと、モーターのみで静かに走行するEVドライブモードを選択可能です。また、高速道路などでアクセルを踏まなくても一定速度で走行できるクルーズコントロールも搭載し、シーンに応じて省エネなドライブを実現できます(※G Cuero、G、FUNBASE G Cuero、FUNBASE Gのハイブリッド車に搭載)。
シエンタの取り回しの良さ

※G Cuero(ハイブリッド車)
細い路地での運転や、狭いパーキングの駐車が苦手な方でも運転しやすいシエンタ。最小回転半径は5.2mと、Uターンや車庫入れ、縦列駐車など取り回しも軽快です。運転席からの視界は広々としたワイドビュー。コンパクトなボディサイズで子どものお迎えやお買い物など、忙しい日常の運転でもスムーズに、ストレスなく運転できます。
シエンタの燃費性能まとめ

トヨタの人気ミニバン「シエンタ」。トヨタ最小ミニバンのコンパクトさに広々とした室内空間、ハイブリッド車ではミニバントップクラスの低燃費が魅力です。運転のしやすいコンパクトなミニバンを探している人は、シエンタも候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
シエンタを中古で購入するならトヨタ認定中古車もおすすめ
予算面の都合などで中古のシエンタの購入も検討されている場合は、トヨタ認定中古車もおすすめ。トヨタ認定中古車は、トヨタならではの「3つの安心」
- 見えないところまで徹底洗浄する「まるごとクリーニング」
- 車の状態を徹底検査して公開してくれる「車両検査証明書」
- 1年間走行距離無制限の「ロングラン保証」
をセットにしたトヨタ販売店の中古車ブランドです。トヨタ認定中古車のサイトでは、年式や走行距離から安全装備・サポートなどにいたるまで、様々な検索条件で中古のシエンタを探すことができます。
また、購入以外にもシエンタに乗れる方法として「KINTO」があります。
KINTOは月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れるサブスクリプションサービスです。車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。
2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことがでるようになりました。
※トヨタ車が対象(GRヤリス“モリゾウセレクション”除く)
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円
トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「のりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年
KINTOを利用してシエンタに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
※記事公開時の情報をベースに掲載しています