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車購入前に確認!駐車場の寸法(幅/サイズ)はどれ程必要?

車購入前に確認!駐車場の寸法(幅/サイズ)はどれ程必要?
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<この記事は9分で読めます。>

車を購入する際に考慮すべきもののひとつに「駐車場」があります。車を購入するためには自動車保管場所証明書、通称「車庫証明」が原則(※)として必要です。
※車庫証明が必要な地域は「自動車の保管場所の確保等に関する法律」に定められています
※軽自動車については届出が必要な地域に応じて「保管場所届出書」を自治体に提出

自宅に駐車場があるから問題ないと思っていても、購入する車によってはサイズが足りず駐車できない場合もあるため注意が必要です。

この記事では「購入した車が駐車場のサイズに合わなかった」といった事態を避けるためにも、代表的な車種(トヨタ車)のサイズを紹介したうえで、駐車場の寸法についても駐車場の種類ごとに紹介します。

※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。

<この記事の目次>

  1. 代表的な車種の大きさ一覧
  2. 駐車場で車の周りに必要な広さ
  3. 駐車場の寸法に関するまとめ

代表的な車種の大きさ一覧

駐車場

新車販売ランキングの上位に多いボディタイプ「コンパクトカー」「ミニバン」「セダン」「ワゴン」「SUV」について、実際の大きさを見てみましょう。
※4WD車/ハイブリッド車のみ4WD/HV表記
赤文字は後述の一般的な機械式駐車場(全幅1,850mm未満、全高1,550mm未満、全長5,000mm未満、重量2,000kg未満)には入らないサイズ

トヨタ コンパクトカーのサイズ

車名・グレード 全長(mm)全幅(mm)全高(mm)車両重量(kg)
パッソ X”S”3,6501,6651,525910
ルーミー X3,7001,6701,7351,080
ヤリス X3,9401,6951,500990
アクア X4,0501,6951,4851,120
カローラ スポーツ G”Z”4,3751,7901,4601,340
GRヤリス RS3,9951,8051,4551,130

トヨタ ミニバンのサイズ

車名・グレード全長(mm)全幅(mm)全高(mm)車両重量(kg)
シエンタ G4,2601,6951,6751,320
ノア X4,6951,6951,8251,570
ヴォクシー
ZS”煌Ⅲ”
4,7101,7351,8251,610
エスクァイア Gi4,6951,6951,8251,570
アルファード S”TYPE GOLD”4,9501,8501,9351,970
ヴェルファイア Z”GOLDEN EYES”4,9351,8501,9351,970

トヨタ セダン・ワゴンのサイズ

車名・グレード全長(mm)全幅(mm)全高(mm)車両重量(kg)
プリウス S HV4,5751,7601,4701,350
カローラ S4,4951,7451,4351,350
カムリ G4,8851,8401,4451,580
クラウン RS HV4,9101,8001,4551,770
カローラツーリング W×B4,4951,7451,4601,330

トヨタ SUVのサイズ

車名・グレード全長(mm)全幅(mm)全高(mm)車両重量(kg)
ライズ X”S”3,9951,6951,620970
ヤリスクロス G4,1801,7651,5901,120
C-HR G”Mode-NeroSafety Plus” HV4,3851,7951,5501,440
ハリアー G4,7401,8551,6601,570
RAV4 Adventure 4WD4,6101,8651,6901,630
ランドクルーザー プラド TX 4WD4,8251,8851,8502,050
ランドクルーザー AX 4WD4,9501,9801,9252,490

駐車場で車の周りに必要な広さ

駐車場 上空からの写真

駐車場の寸法は車のサイズよりもゆとりを持った広さが必要です。車のサイズと同じ寸法の場合、ドアの開閉や人の通行が難しくなるためです。駐車場の周りにはどれくらいの広さが必要になるのか、駐車場の種類ごとに見てみましょう。

平面駐車場の場合

平面駐車場

駐車場の広さは、国土交通省の「駐車場設計・施工指針について」で車両ごとに指針が出ています。各車両の具体的な長さと幅の寸法は下表のとおりです。

設計対象車両 長さ(m)幅員(m)
軽自動車3.62.0
小型乗用車5.02.3
普通乗用車6.02.5

前述の代表的な車種の大きさで取り上げた車を上表の数字にあてはめてみましょう。

小型乗用車はコンパクトカーが該当し、以下のゆとりが最低限必要です。

  • 長さ:約0.6~1.3m
  • 幅:約0.5~0.6m

普通乗用車はノアやヴォクシーが該当し、以下のゆとりが最低限必要です。

  • 長さ:約1.3m
  • 幅:約0.8m

ランドクルーザーなど普通乗用車のなかでも大きい車種の場合は、車体のサイズに上記のゆとりを足した寸法が最低限必要と考えるとよいでしょう。

機械式駐車場の場合

住まいがマンションなどの場合、平面駐車場ではなく機械式駐車場の場合もあります。機械式駐車場については統一された規格が無いため、駐車場のサイズは機械式駐車場によって違います。そのため、必ず管理会社に規格や利用可能な車のサイズを確認しましょう

機械式駐車場

参考として実際に機械式駐車場を利用している人の意見をお伝えすると、以下のような回答がありました。

・前は20cmくらいの余白が欲しい
・後ろは1mくらいの余白が欲しい
・左右はそれぞれ柱などから30cm離れていてほしい
・上は20cmの余裕があれば擦らないと安心できる
・隣の車との距離は1m以上ほしい

また、とあるマンションの機械式駐車場の規格を紹介します。

  • 全長5,050mm以下
  • 全幅1,900mm以下
  • 全高2,100mm以下
  • 重量2,300kg以下

機械式駐車場によっては、全幅1,900mm以下の規格でも1,850mmの車が入らなかった例もあります。例えば、全幅は問題無くてもタイヤ外幅のサイズがオーバーして入らないといったケースです。機械式駐車場の性質上、全高や重量などにも気をつけなければなりません。

マンションの機械式駐車場

なお紹介した機械式駐車場の規格は、やや広めの規格です。駐車場によっては、規格にギリギリ収まる範囲内のサイズであっても、出入り口が狭かったり、出た先の道路幅が狭い等によって車庫証明がもらえない場合もあるようです。

機械式駐車場を採用しているマンションについては、マンションの機械式駐車場を管理している会社に事前に問い合わせるなどして、駐車予定の車が実際に駐車可能で車庫証明が貰えるかどうか、確認するようにしましょう。

【参考】一般的な機械式駐車場のサイズ制限

機械式駐車場イメージ

機械式駐車場によって規格の違いはありますが、

  • 全長5,000mm未満
  • 全幅1,850mm未満
  • 全高1,550mm未満
  • 重量2,000kg未満

が一般的な目安となる規格のようです。

それに照らし合わせて前述の代表的な車種の大きさを見てみると、コンパクトカーのルーミーのような全高が高い車種やミニバンSUVは高さ制限に気をつける必要があります。

さらに、大型のミニバンや中型以上のSUV、例えば人気車のアルファードやハリアー、ランドクルーザーなどは全幅の制限にも収まっていないため、一般的な機械式駐車場には不向きといえます。

一般的な機械駐車場のサイズ制限について、車種ごとにサイズオーバーしている箇所は、前述のトヨタ車ボディタイプ別のサイズ一覧表(コンパクトカーミニバンセダン/ワゴンSUV)の赤文字部分にて確認できます。ぜひ参考にしていただければと思います。

 敷地外の駐車場を借りる場合

車を購入したくても敷地内に駐車場が無い場合は、敷地外に駐車場を探すことになります。警視庁のホームページ「保管場所(車庫)の要件と使用権原書面」に記載がありますが、駐車場の場所は自宅から2キロ以内である必要があります。

また、駐車場の広さは指針が出ているとはいえ、駐車場ごとにサイズの違いがあり契約できる車にサイズ制限が設けられています。車を購入する前に、その購入予定の車のサイズで契約できる駐車場があるかどうか調べておきましょう。

また前述しましたが、場合によってはサイズ制限内の車であっても、車が入らなかったといったケースもあるようです。駐車場に入るかどうかだけではなく、停めやすいか、出やすいかといったこともあります。もし可能であれば、駐車場管理会社の許可をもらったうえで、購入予定の車と同車種のレンタカーを借りるなどして試しに駐車してみてもいいかもしれません。当然ですが、その際には車をぶつけないよう、細心の注意を払って駐車しましょう。

 駐車場の広さにゆとりが欲しい場合

駐車に必要とされる広さは、人が出入りするための通行スペースや車を駐車場へ入れやすくするための「ゆとり」も含めたものです。

平面駐車場の場合で割り出した車の周りに必要な広さとなる長さや幅は、あくまで最低限必要な寸法のため、個別の事情、例えば「車庫入れが不安」「両方のドアから出入りしたい」「荷物を出し入れする機会が多い」などのケースを考えると、さらなる「ゆとり」が必要といえます。

ご参考までに、(公財)東京都道路整備保全公社による「駐車場ユニバーサルデザインガイドライン」では、「駐車場には、運転初心者、高齢者、妊産婦、乳幼児を連れた人などをはじめ、誰でも安全かつ円滑に駐車及び乗降できるスペースを設けることが望ましい」としており、「片側ドアをフルオープンにすることが可能な程度の幅を確保していれば、運転初心者等が駐車しやすくなるだけでなく、人の乗降はもとより、荷物の出し入れも楽となり、誰もが駐車しやすく安全で円滑に乗降できる駐車スペースとなる」と解説しています。

東京都道路整備保全公社による「駐車場ユニバーサルデザインガイドライン」での駐車イメージ

出典:(公財)東京都道路整備保全公社「駐車場ユニバーサルデザインガイドライン

さらに、具体的な駐車場の幅や奥行きについても「普通乗用車の場合、標準的な車幅は約 1.9mであり、ドアの開閉寸法は、フルオープン時で約 0.8mである。したがって、駐車スペースの幅が 2.7m以上確保されていれば、普通乗用車であれば、余裕を持ってドアをフルオープンにすることが可能である。また、普通乗用車の場合、標準的な奥行きが約 5.1mであり、前方方向のクリアランスは、一般的に約 0.3mである。したがって、幅が 2.7m以上、奥行き 5.4m以上を、ゆったり駐車スペースの大きさとすることが望ましい」と言及しています。ぜひ、ゆとりも含めた駐車場のサイズ感として参考にしてみてください。

繰り返しになりますが、国土交通省の「駐車場設計・施工指針について」は、あくまでも目安の指標です。それぞれの車種や駐車場にする場所の条件、個別の事情などに応じた車の周りに必要な広さが、使いやすい駐車場のためには必要です。

駐車場を借りる場合には、必要なスペースまでしっかり考慮して選ぶようにしましょう。

駐車場の寸法に関するまとめ

駐車場の画像

気持ち良いカーライフを送るためにも、車や個別の事情に合った駐車場選びは大事な要素といえます。これから駐車場を確保する方や、今の駐車場を基準に車選びをしている方にとって、この記事が少しでも参考になればうれしく思います。

※記事公開時の情報をベースに掲載しています

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