今やファミリーカーの代名詞ともいえる「ミニバン」。トヨタでは、2021年3月時点で8車種ものミニバンをラインアップしています。しかも、その多くが新車販売台数ランキングで上位に位置する人気車とあって、街でトヨタのミニバンを見かける機会も多いのではないでしょうか?
今回はトヨタのミニバンが人気の理由や、各車の特徴や魅力を紹介します。
トヨタのミニバン 新車販売台数ランキング
実際にトヨタのミニバンがどれほどの人気なのかを見てみると、2020年の年間新車販売台数(軽自動車および海外ブランドを除く、以下同様)ではアルファードが5位、シエンタが8位、ヴォクシーが10位、ノアが16位とトップ20の中に4台もランクインするなど、ミニバンの部門でもトヨタ車は人気であることがわかります。参考までに、トヨタのミニバンだけのランキングをまとめたのが以下の表です。
2020年1月~12月 トヨタのミニバン 新車販売台数ランキング
順位 | 車名 | 販売台数 |
1 | アルファード | 9万748台 |
2 | シエンタ | 7万2,689台 |
3 | ヴォクシー | 6万9,517台 |
4 | ノア | 4万5,434台 |
5 | エスクァイア | 2万6,368台 |
6 | ヴェルファイア | 1万8,004台 |
7 | ハイエースワゴン | 8,677台 |
8 | グランエース | 不明 |
トヨタのミニバンが人気の理由
では、なぜトヨタのミニバンがここまで人気なのか。その理由としては、日常生活で使いやすいコンパクトサイズの「シエンタ」や豪華で高級車のような「アルファード」、クールなデザインの「ヴォクシー」や「ヴェルファイア」など、様々なニーズに対応できる車種の豊富さが考えられます。
さらに、多くの車種でガソリン車に加えハイブリッド車もラインアップされており、低燃費を実現していることも人気の理由といえるでしょう。
トヨタのミニバン 一覧
トヨタがラインアップしているミニバンは以下の8車種です。トヨタのミニバンを大きく分けると、全幅1,700mm未満で全長4m台前半のコンパクトクラス、同じく全幅1,700mm未満ながら全長を4m台後半で5ナンバーフルサイズ(一部グレードによっては3ナンバーサイズ)のMクラス、Mクラスより一回り大きく3ナンバーサイズとなるLクラスの3種類に分けられます。
車名 | ボディサイズ | 最新モデル発売時期 | 価格(税込) |
シエンタ | コンパクトクラス | 2018年9月11日 | 180万9,500円~ |
ノア | Mクラス | 2017年7月3日 | 255万6,400円~ |
ヴォクシー | Mクラス | 2017年7月3日 | 281万3,800円~ |
ハイエースワゴン | Lクラス | 2013年12月9日 | 288万6,000円~ |
エスクァイア | Mクラス | 2017年7月3日 | 296万3,400円~ |
アルファード | Lクラス | 2018年1月8日 | 352万円~ |
ヴェルファイア | Lクラス | 2018年1月8日 | 352万円~ |
グランエース | Lクラス | 2019年12月16日 | 620万円~ |
※最新モデル=フルモデルチェンジまたはマイナーチェンジを行ったモデル
トヨタのミニバン各車の特徴
それでは各車の特徴について見ていきましょう。
シエンタ

※G Cuero(ハイブリッド車)
コンパクトサイズながら3列シートを実現したトヨタ最小のミニバン「シエンタ」。3列シート車は2WDなら7名、4WDなら6名が乗車可能です(5人乗りの2列シート車もあり)。3列目シートを2列目の下にダイブイン格納が可能で、さらに2列目もたたむことで荷室長1,430mmの広い空間が出現し、自転車2台を積み込めるほどの広さです。
ガソリン車に加え、ハイブリッド車も用意されており燃費はWLTCモードで22.8km/Lと優秀。小回りも利くので日常使いにも適しています。さらに低床&フラットフロアや収納スペースの多さなど、ファミリーに嬉しい機能や装備も満載で、グレードによって装備は異なりますがスライドドアに関する機能の充実度もシエンタの大きな特徴です。
価格(税込) | 180万9,500円~ |
ノア

※特別仕様車 Si“W×B Ⅲ”(ハイブリッド車・7人乗り・2WD)
トヨタのMサイズミニバン3兄弟(ノア/ヴォクシー/エスクァイア)のなかで、もっとも豊富なグレードをラインアップしているのが「ノア」。価格(税込)もエントリーモデルが255万6,400円からと、3兄弟の中で一番お求めやすくなっています。
様々なシートアレンジが可能で、8人乗りのセカンドシートには、580mmのロングスライドが可能な6:4分割のチップアップシートを採用しています。室内高は1,400mmと頭上広々で過ごしやすく、さらに低床設計により乗り降りがしやすいのもポイントです。
価格(税込) | 255万6,400円~ |
ヴォクシー

※特別仕様車 ZS “煌 Ⅲ”(ガソリン車・7人乗り・2WD)
トヨタのミニバン3兄弟で一番人気なのが「ヴォクシー」です。2020年の年間新車販売台数ランキングにおいて10位、ミニバンに限れば4位という実績を誇ります。
ヴォクシーの特徴は何と言ってもそのスタイル。2段積みのヘッドランプ採用し「カッコよさ」を強調したエクステリアなど、このデザインに惹かれて購入を検討する方も多いのではないでしょうか。
2020年10月には特別仕様車がラインアップに加わりました。専用シート表皮などを特別装備し、内外装の随所にシルバーを配し煌きを演出した特別仕様車 ZS“煌 Ⅲ”は、ヴォクシーらしさをさらに強調したモデルといえます。
価格(税込) | 281万3,800円~ |
ハイエース ワゴン

※ワゴン GL(ワイドボディ・2WD・2700ガソリン車)
「ハイエース」は1967年に誕生とトヨタのなかでも長い歴史を誇り、日本だけでなく世界各国で使用されて、その高い信頼性と広い室内や優れた使用性が高く評価されています。「ハイエースワゴン」はその乗用車バージョンで、定員は全車とも10名。トヨタのなかで最も多い人数が乗車できるミニバンです。
広い通路スペースを確保した「GL」、座席スペースを広くとった「DX」、上質な空間と十分な荷室スペースを確保した「グランドキャビン」と用途に合わせて3グレードが用意されています。使いやすさや見やすさを追求したシンプルな室内空間は機能美にあふれています。
価格(税込) | 288万6,000円~ |
エスクァイア

※Gi“Premium Package”(ハイブリッド車)
「エスクァイア」はトヨタのMサイズミニバン3兄弟車のなかで、ワンランク上の高級感をもつミニバンです。バンパー下部まで伸びる堂々とした縦基調のフロントグリルやメッキ加工されたドアハンドルやバックドアなどで華やかな印象となっています。
エスクァイアらしさをより表現しているのが、最上級パッケージの「Gi“Premium Package”」。ラインパターンを配したブラウンレーザーライン加飾や、加飾に合わせ縦基調のキルティングを施したブランノーブに合成皮革を組み合わせた専用シート表皮など、内装の上質感にこだわっています。
価格(税込) | 296万3,400円~ |
アルファード

※SR“Cパッケージ”
2020年の年間新車販売台数ランキングで堂々のミニバン1位を獲得したのが、トヨタ ミニバンの代表格「アルファード」。352万円からという価格(税込)にもかかわらずミニバンで1位、全体でも5位という結果は、人気、実力ともに認められた証しといえます。
高級感のあるスタイリングやラグジュアリーな室内空間、それにふさわしい走行性能が特徴のアルファードですが、特筆すべきはその内装、特に7人乗りのセカンド―シートです。グレードにより仕様は異なりますが、前後のスライドやリクライニング機能により快適性や贅沢感を味わえます。最上級グレード「Executive Lounge S」に採用されるエグゼクティブラウンジシートには伸縮機構付きのパワーオットマンなどが備わっており、贅沢な時間を過ごせるでしょう。
価格(税込) | 352万円~ |
ヴェルファイア

※ZG(2WD)
「ヴェルファイア」はアルファードと基本構造を共通とする兄弟車ですが、ラグジュアリーなアルファードに対して、ヴェルファイアはよりダイナミックでクールな見た目が特徴です。両車を見分けるポイントは、ヴェルファイアのヘッドランプを含めたランプ類が大きく上下二段に分かれている点や、リヤのテールランプのレンズ色がヴェルファイアではクリアレンズを採用(アルファードは赤)している点などが挙げられます。
アルファード同様、ヴェルファイアも特別仕様車「Z”GOLDEN EYES”」をラインアップ。エアロボディのZをベースにゴールド加飾を施したヘッドランプ、漆黒メッキ加飾のフロントグリルなど、ゴールドをアクセントとした特別感ある外観となっています。
価格(税込) | 352万円~ |
グランエース

※Premium
「グランエース」は全長5m以上のフルサイズボディを持ち、トヨタのなかで一番大きなミニバン。存在感のある外観、華やかな運転席回りや心地よい後席空間、静粛性や走行安定性などの基本性能の高さが特徴です。
室内の広さは圧倒的で、3列シートの6人乗りに加え、4列シート8人乗りまで用意されています。6人乗りではリヤ全席が一人掛けソファのような「エグゼクティブパワーシート」となり、電動でオットマンの展開・収納とリクライニング操作が可能。上質でゆとりある室内空間がゲストをもてなします。
価格(税込) | 620万円~ |
トヨタのミニバンに乗るなら「KINTO」がおすすめ

トヨタのミニバンは豊富なラインアップが揃っているうえに、どのモデルも個性的で魅力があるので、人気があるのも頷けます。ご自身のライフスタイル合った一台をぜひ見つけてください。
では最後に、購入以外にも新車のトヨタのミニバンに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れるサブスクリプションサービスです。車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。
2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことがでるようになりました。
※トヨタ車が対象(GRヤリス“モリゾウセレクション”除く)
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円
トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「のりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年
KINTOを利用してトヨタのミニバンに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます