2019年に登場したライズは「SUVに乗りたい、荷物をたくさん積みたい、でも運転しやすいコンパクトなサイズがいい」という要望に応え、5ナンバーサイズで全長4m以下のコンパクトなボディサイズにもかかわらず大容量の荷室や利便性の高い室内空間を実現したコンパクトSUVです。
2020年には年間で12万台以上を販売し、年間の新車販売台数(軽自動車および海外ブランドを除く)で2位にランクインするほどの人気車となりました。
「アクティブ・ユースフル・コンパクト」を開発コンセプトにしたライズは、週末のレジャーや普段使いでも扱いやすく、アクティブな毎日をサポートしてくれます。今回は、ライズの内装や室内の使い勝手について紹介します。
※本記事は2019年11月から2021年10月まで販売された初代ライズに関する内容を含みます。2021年11月のマイナーチェンジ後のライズに関しては以下の関連記事をご参照ください。
<この記事の目次>
RAIZE(ライズ)のゆとりある室内空間
ライズは全長3,995mm、全幅1,695mmと5ナンバーサイズに収まるコンパクトサイズですが、全高1,620mmという高い車高を活かして、ゆとりある室内空間をつくっています。
特に前席と後席間の距離(カップルディスタンス)は900mmを確保し、後席では膝周りにゆとりが感じられるほどです。また、運転席はヒップポイント地上高(着座位置)を665mmと高くすることで良好な視界を確保しています。
RAIZE(ライズ)のシートアレンジで広がる自由空間

※左:シートアレンジ 両側前倒し時 右:シートアレンジ 片側前倒し時
ライズの室内は、リヤシートを前倒しすることでフラットな広い空間となり長尺物の収納も可能です。6:4分割可倒式リヤシートを採用しているので、リヤシートの片側3名乗車時にスノーボードを積む、といった使い方も可能です。
RAIZE(ライズ)の収納とスペース

※荷室サイズ デッキボード下段時
ライズはコンパクトSUVクラストップレベルの369L(デッキボード下段時 ※デッキボード上段時は303L)という大容量の荷室を確保。荷物をたっぷり積み込めます。また、リヤシートやデッキボードをアレンジすることで荷物の種類に合わせて広さを調整できます。

※デッキボードアレンジ デッキボード取り外し時
さらに小物入れなどの便利な収納スペースは車内に11ヶ所にあり、特に運転時に使いやすい位置に配置されているのが特徴です。

例えばセンターコンソール周りには、スマホを置いて充電するのにちょうどよいオープントレイ(LED照明付き)、センターコンソール、サイドポケット(2ヶ所)、センターコンソールボックスと合計5つが用意されています。
さらに、現代では必需品ともいえるスマホの充電に便利なUSB端子は、前席用としてセンターコンソールに1つ、後席用としてコンソールボックス後端に2つ設置されています。

※9インチディスプレイオーディオ
スマートフォンと連携する9インチディスプレイオーディオは、ライズの全グレードでメーカーパッケージオプションに含まれる装備となりますが、対応アプリ(ナビ、音楽など)を車の大画面ディスプレイ上で操作することが可能です。
RAIZE(ライズ)のグレード別内装
ライズの内装デザインは、運転席からの視界の良さに配慮したインパネに加え、操作パネル類、自然な位置に配置したシフトレバーなど、運転に集中できる空間をつくりあげています。
フロントシートは座面サイドサポート部の角度を高く設定。ホールド性が良い新形状のシートも採用しています。なお、シート表皮は全グレード共通でファブリックとなります。
それでは、グレード別の特徴を見ていきましょう。
X / X“S”

※X“S”(2WD)

※X“S”(2WD)
標準グレードのX / X“S”については、ステアリングがウレタン、オーディオが2スピーカーなどシンプルな印象です。
他のグレードに比べると色味などは抑えられ、エアコンもマニュアルとなりますが、質実剛健な雰囲気がSUVらしいと感じる方もいるのではないでしょうか。
G / Z

※G(2WD)

※G(2WD)

※LEDデジタルスピードメーター+7インチTFTカラー液晶ディスプレイ(マルチインフォメーションディスプレイ付) ※表示パターン 左上:先進 右上:ワクワク 左下:シンプル 右下:アナログ
上級グレードの「G」や最上級グレードの「Z」では、空調はオートエアコンで、メーターもLEDデジタルスピードメーターにマルチインフォメーションディスプレイ付きの7インチTFTカラー液晶ディスプレイを標準装備。メーターは4パターンから好みの表示方法に切り替え可能です。
フロントシートには赤のハイピングを施し、上質感や遊び心を演出しています。運転席の上下アジャスターは G グレード以上に装備されるため、複数の方が運転する機会が多い場合はG / Zグレードがおすすめといえます。
スピーカーは6スピーカーを装備。フロントツィーター+16cmフロントスピーカー+16cmリヤスピーカーによる豊かなサウンドが室内を包み込みます。
「G」のステアリングホイールはウレタンのままですが、シルバーの塗装がアクセントとして加えられることで見た目の質感が向上。さらに「Z」ではステアリングが本革巻きになり、シフトノブには本革巻きに加えてオーナメントも追加されるなど、最上級グレードにふさわしい上質な内装となっています。

※Z(2WD)

※Z(2WD)
RAIZE(ライズ)のグレードと価格
ライズのグレード構成はガソリン車の2WDが3種類、ガソリン車の4WDが3種類、ハイブリッド車の2WDが2種類の合計8種類。価格(税込)はガソリン車「X(2WD)」の170万7,000円からハイブリッド車「Z(2WD)」の232万8,000円までとなっています。
その他グレードの詳細や価格は、公式サイトでご確認ください。
RAIZE(ライズ)の内装 まとめ

コンパクトなSUVスタイルのボディに広い室内空間を備えたライズは、普段のお買い物から週末のアウトドアレジャーまで、様々なシーンでアクティブな毎日をサポートしてくれる頼もしい存在です。
2019年の発売開始以降、新車販売台数ランキングで常に上位ランクインする人気車ということもあり、SUVの購入を検討する方であれば当然気になる一台ではないでしょうか?
そこで最後に、購入以外にもライズに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れるサブスクリプションサービスです。車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。
2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことがでるようになりました。
※トヨタ車が対象(GRヤリス“モリゾウセレクション”除く)
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円
トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「のりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年
KINTOを利用してライズに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
※記事公開時の情報をベースに掲載しています