トヨタ車&レクサス車解説

【2020年 年間ランキング】SUVで一番売れてる車は?

【2020年 年間ランキング】SUVで一番売れてる車は?

SUVとは「スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル」の略で、「多目的スポーツ車」とも呼ばれるカテゴリー。セダンよりも背が高く、雪道や悪路に強い特徴を持ちます。また、後席のすぐ後ろに荷室がつながっているため、後席を倒せば室内空間を広く使うことも可能。スキーやキャンプを楽しむ人にはうってつけの1台でしょう。

各社から話題の新型車が数多く登場しているのもSUVの魅力です。

本記事では、近年人気のSUVの人気車種を2020年の新車販売台数からランキング形式でご紹介します。

※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。

SUVが人気を集めている理由

SUVが人気を集めている理由はいくつか考えられます。

  • 街乗りとしての軽快な走り
  • アウトドアでの力強い走り
  • 荷室の広さなど使い勝手のよさ
  • 車高の高さによる運転のしやすさ
  • 外観デザインのかっこよさ

このような特徴をSUVはバランスよく備えており、その万能性により様々なニーズに応えることができているのではないでしょうか。

またSUVはボディタイプとしての真新しさもあり、自動車メーカー各社が力を入れていることなどもSUVが人気を集めている理由なのかもしれません。

SUVの種類

SUVの種類に明確な定義はありませんが、一般的にはサイズや用途などの基準で分けられます。

コンパクトSUV

コンパクトSUVは、一般的には排気量が1,000㏄以上~1,500㏄前後ほどの車体が小さいSUVのことを指します。取り回しの良さが特徴で、最近ではトヨタの「ライズ」や「ヤリス クロス」などが登場して人気のクラスとなっています。

ミドルサイズSUV

ミドルサイズSUVはコンパクトSUVよりも大きく、SUVの本流ともいえるクラス。走行性能が優れているほか、広い室内空間と大量の荷物も収納可能な荷室を備えています。このクラスの代表的な車種はトヨタの「ハリアー」や「RAV4」などが該当します。

フルサイズSUV

フルサイズSUVは全長5,000mmを超えるような巨大なボディを持つSUV。ロングボディを活かした広い荷室や居住性の高さが特徴です。このクラスの代表的な車種は何といっても、日本のキングオブSUV「トヨタ ランドクルーザー」、通称ランクルです。

クロスオーバーSUV

クロスオーバーSUVは街乗りでの快適性を重視したSUV。乗用車タイプのSUV(クロスオーバーSUV)として新たな市場を開拓したのが、1994年に発売された初代「RAV4」です。その初代RAV4の発売以降、SUV=クロスオーバーSUVのイメージが定着し、今では販売されているSUVの多くがクロスオーバーSUVといえます。

2022年には、日本を代表する高級車「クラウン」からもセダンとSUVを融合させた「新型クラウン CROSSOVER(クロスオーバー)」が発売され話題となりました。

クロスカントリーSUV

クロスカントリーSUVは悪路走破性を高めた4WD車。クロスオーバーSUVに比べて車高が高く、構造面では丈夫なラダーフレームを採用しています。トヨタの「ランドクルーザー」や「ランドクルーザー プラド」、レクサスの「レクサスLX」などがクロスカントリーSUVに該当します。

SUVを選ぶときのポイント

SUVを選ぶ際は、ご自身のライフスタイルに合わせて考えるとよいでしょう。

SUVに乗る目的で選ぶ

SUVに乗る目的が、街乗り重視か趣味やアウトドアなどのレジャー重視かなどによって、候補となるSUVのサイズが変わってきます。

街乗りを中心に考えるのであれば取り回しがよいコンパクトSUVがおすすめ。街乗りでの運転のしやすさだけではなく、例えば、機械式駐車場によっては車高1,550mm以下といった制限があるため、ご自身の使用環境も考慮しましょう。詳しくは駐車場の寸法(幅/サイズ)についての記事をご参照ください。

SUVに乗る人数で選ぶ

SUVの多くは2列シートの5人乗りですが、ミドルサイズ以上の車種で3列シート7人乗りのSUVもあります。SUVの構造上、ミニバンほどの室内空間を確保するのは難しいですが、多人数乗車をする機会があるという方には3列シート車も選択肢となるでしょう。

デザインで選ぶ

トヨタ車の場合、コンパクトSUVだけでも4車種あります。力強いデザインや流麗なデザインなど、車種ごとに異なるデザインから、自分好みのSUVを選ぶのもひとつの手段です。

ランキングで選ぶ

自分だけでは選べないといった場合は、ランキングもひとつの参考にしてSUVを選んでみてはいかがでしょうか。車は毎月新車販売台数が発表されており、直近半年、直近1年といった単位で人気車を把握することができます。

売れている車=人気車をベースに、自分のライフスタイルに合っているか、足りない部分は何かといった比較検討をしていくことで、理想の車種に近づくことができるでしょう。

2020年(1~12月)のSUV新車販売台数ランキングを紹介!

これからSUVの購入を考えている人にとって、どの車種が人気なのか、どの程度売れているのかは気になるところではないでしょうか。

SUVの2020年新車販売台数トップ10を見ていきましょう。ランキングは、一般社団法人日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した「乗用車ブランド通称名別順位」の2020年1月から12月までの年間データからSUVをピックアップしました。

SUVの自動車販売台数ランキング(2020年1月〜12月実績)

順位

メーカー

車名

販売台数

価格(税込)

1位

トヨタ

ライズ

12万6,038台

167万9,000円~

2位

トヨタ

ハリアー

6万6,067台

299万円~

3位

トヨタ

RAV4

5万4,848台

274万3,000円~

4位

トヨタ

C-HR

3万3,676台

238万2,000円~

5位

ホンダ

ヴェゼル

3万2,931台

211万3,426円~

6位

ダイハツ

ロッキー

3万1,153台

170万5,000円~

7位

マツダ

CX-30

2万7,006台

239万2,500円~

8位

トヨタ

ランドクルーザー

2万6,296台

482万6,800円~

9位

マツダ

CX-5

2万4,222台

267万8,500円~

10位

スバル

フォレスター

2万4,056台

291万5,000円~

※出典:乗用車ブランド通称名別順位 一般社団法人日本自動車販売協会連合会
※2020年当時の価格

ランクインした車種では、「ライズ」「ハリアー」「RAV4」「C-HR」と上位4車種をトヨタが独占。さらに8位もトヨタの「ランドクルーザー」と、トップ10のうち半数がトヨタ車となっています。このほかホンダが1車種、ダイハツ1車種、マツダ2車種、スバルが1車種ランクインしています。

販売台数トップのライズは新車販売台数が年間12万台以上と、2位以下を大きく引き離していて、SUV分野におけるトヨタ車の人気を示しています。

トヨタ ライズ

【2020年版】SUV新車販売台数ランキング!今、もっとも売れているSUVはどれ?

「普段使いからレジャーまで、使える、楽しめる、5ナンバーSUV」をコンセプトに開発され、2019年11月に誕生すると大ヒットした「ライズ」。全長4m以下の5ナンバーサイズというコンパクトさながら、SUVらしい力強いスタイルが特徴です。

荷室の広さはコンパクトSUVクラスではトップレベル。新プラットフォームの採用などにより、優れた走りと快適な乗り心地を実現。さらに安全・安心装備についても「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」や「スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)」などの最新機能を搭載。様々なシーンでアクティブな日々を過ごすオーナーをサポートしてくれます。

価格(税込)

167万9,000円~

トヨタ ハリアー

トヨタ ハリアー

2020年6月に新型が登場した「ハリアー」は、年間販売台数でSUV2位と好調。エレガントさと逞しさを融合させたクーペフォルムに、心地よい上質な室内空間を備えます。

ドライバーの目線の動きに着目して最適化されたサスペンションなどが生み出す上質な乗り心地、前後方録画機能付きのデジタルインナーミラーなど「安全・安心」&「快適・便利」な先進装備を揃えます。実用性や数値一辺倒ではなく、人の心を優雅に満たしてくれる新時代のSUVです。

価格(税込)

299万円~

トヨタ RAV4

トヨタ RAV4

2019年4月にフルモデルチェンジ、2020年8月に装備の充実化などの一部改良を行った「RAV4」。SUVらしい力強さと洗練さを融合したデザインが特徴のSUVです。

荷室はクラストップレベルの広さを誇り、室内には使い勝手のよい小物入れなどの気配りが行き届いた装備が充実しています。また、世界初となる新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用するなど、優れた走行性能も魅力のひとつ。最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」も全車に標準装備しています。

価格(税込)

274万3,000円~

トヨタ C-HR

トヨタ C-HR

2016年12月に発売し、翌2017年のSUV新車販売台数ナンバー1を記録した人気モデル「C-HR」。デザインと走りに徹底的にこだわって開発されたC-HRは、前後を強く絞り込んだボディに大きく張り出したホイールハウスなど、そのスタイルは独特なものとなっています。欧州をはじめ、世界中の様々な道で走行テストを繰り返し、「我が意の走り」をコンセプトとする「C-HR」ならではの走りを生み出しています。

価格(税込)

238万2,000円~

ホンダ ヴェゼル

ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」。2021年春の新型発表・発売が予告され、2月18日に新型のデザインが公式サイトで公開されました。新型が登場間近でありながら、2020年の年間販売ランキングのトップ10にランクイン。過去暦年で4度のSUV新車販売台数ナンバー1を獲得しています。SUVの力強さ、クーペのパーソナル感、ミニバンの使いやすさなどカテゴリーを超えた幅広い魅力が備わっています。

価格(税込)

211万3,426円~

ダイハツ ロッキー

ダイハツ ロッキー

2019年11月にデビュー、同時期に発売された兄弟車のトヨタ「ライズ」と共に大ヒットしたコンパクトSUVが「ロッキー」です。「レジャーなどのためにSUVが欲しいけれど、大きなクルマは苦手」というユーザーに “運転しやすいクルマ”を提供することを目標に開発された「ロッキー」。その特徴として、小回りが利くコンパクトな5ナンバーサイズながら、広い室内空間と力強いエクステリアデザインを備えています。また、フラットな乗り心地と高い操縦安定性能、軽快な加速感など、走行面でも高い基本性能を実現しています。

価格(税込)

170万5000円~

マツダ CX-30

「CX-30」はなめらかなボディ曲面による美しさと、SUVらしい力強さを両立したCXシリーズの中でも、立体駐車場を気軽に使える全高1,540mmと全幅1,795mmという都市部でも扱いやすいサイズが特徴。室内空間の上質さ、最新エンジン「SKYACTIV-X」が装備されたグレードもあり、安心と自在感のある運転フィールを実現。どこへも気軽に出かけられる機動性の高いクロスオーバーとなっています。

価格(税込)

239万2,500円~

トヨタ ランドクルーザー

トヨタ ランドクルーザー

60年以上の歴史を誇る本格派4WDであり、トヨタの最上級SUV「ランドクルーザー」。優れた耐久性・信頼性・悪路走破性は、日本のみならず世界でも唯一無二の存在感を放ち続けています。また、定期的な改良を実施しており、常に一線級の実力を維持しています。

2020年8月の一部改良では、エンジン改良によるパワーアップに加え、安全装備の「Toyota Safety Sense」の機能を向上。プリクラッシュセーフティの検知機能を拡大し、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車運転者にも対応しました。

価格(税込)

482万6,800円~

マツダ CX-5

クロスオーバーSUVの「CX-5」は、マツダの世界販売台数の1/4を占める基幹モデルのひとつ。「洗練された力強さ」をキーワードに美しさを追求したデザインと、乗り心地や静粛性など、心地よく爽快なパフォーマンスでドライバーだけでなく、同乗者の快適性を両立させた走行性能が魅力です。

「CX-5」では、2Lと2.5Lターボのガソリン・エンジンと、2.2Lのディーゼル・エンジンの3種類のエンジンから選べます。

価格(税込)

267万8,500円~

スバル フォレスター

スバルが最量販モデルと位置づける「フォレスター」。クラストップレベルの快適性と安全性能を実現した「SUBARU GLOBAL PLATFORM 」や、乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」、ハイブリッド技術「e-BOXER」など、スバルの最新技術が搭載されています。

また、先進運転支援システムの「アイサイト」がさらなる進化を遂げ、高速道路などでアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を自動的に制御する「ツーリングアシスト」機能を全車標準装備しています。

価格(税込)

291万5,000円~

2021年1月のSUV新車売り上げランキングに新たに登場した車種

続いて、2021年1月の新車販売ランキングを見てみると、日産の新型コンパクトSUV「キックス」がSUVの3位に登場しています。 発売が2020年6月末ということもあり、年間ランキングでは、SUVのトップ10には入っていませんでした。

日産 キックス

2020年6月に、日産としては日本市場で10年ぶりのブランニューモデルとして発売されたコンパクトSUV「キックス」。その特徴は高い加速性能や静粛性、そして環境性能を実現する日産のハイブリッド技術「e-POWER」と、運転支援技術システム「プロパイロット」が全車標準装備されていること。ハイブリッド車のみのラインアップで、すべてが2WDモデルという設定も特徴のひとつです。

価格(税込)

275万9,900円〜

SUVの新車販売ランキング まとめ

ハリアー

新車販売で注目度の高いSUV。CMなどで目にする名前も多かったのではないでしょうか。SUVはコンパクトからフラッグシップモデルまで展開が幅広く、高級モデルではオプションや諸費用などを加え300万円以上になることもあります。

そこで知っておきたいのが、車を手に入れるには“購入”以外の方法もあるということです。そのひとつが「KINTO」。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」最短1ヶ月納車!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

よくある質問

SUVの種類は何種類?

SUVの種類に明確な定義はありませんが、コンパクトSUV、ミドルサイズSUV、フルサイズSUVといったサイズ別の分類のほか、乗用車タイプのSUVとしてクロスオーバーSUV、悪路走破性が高くラダーフレームを採用するクロスカントリーSUVといった呼称が使われます。

SUVを選ぶときのポイントは?

SUVを選ぶ際は、乗る目的、乗る人数、デザインなどを考慮して、ご自身のライフスタイルに合わせて考えるとよいでしょう。

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