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「カローラで日本にモータリゼーションを」という想いからはじまったカローラは、1966年に誕生して以来、世界150以上の国と地域で販売。2019年には販売累計台数が4,750万台を超えた、日本が世界に誇るロングセラーカーです。今回は、12代目カローラシリーズの先駆けとなった「カローラ スポーツ」をレビューしていきます。
<この記事の目次>
新たなカローラシリーズ「カローラ スポーツ」

大衆車というイメージをもたれる方も多いカローラシリーズに、5ドアハッチバックの「カローラ スポーツ」が登場したのは2018年。「カローラ スポーツ」は大衆車というよりは、その名の通りの手軽にスポーツ走行が楽しめる一台です。
上質な走りと乗り心地で評判のカローラ スポーツ
カローラ スポーツは、TNGAプラットフォームやサスペンションの進化により実現した、上質な走りと乗り心地でドライバーからの評判が良いとされています。

※マクファーソンストラット式 フロントサスペンション

※ダブルウィッシュボーン式 リヤサスペンション
「楽しい走り」に徹底的にこだわったサスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式を採用し、旋回時の安心感・安定性に貢献。リヤにはダブルウィッシュボーン式を採用することで、路面をつかむような安定した走りを実現しています。世界各国の道を約100万km⾛ってチューニングを重ねたというカローラ スポーツは、コーナリングや荒れた路⾯でも安定した乗り⼼地を感じられるでしょう。
さらに、コーナリングでの優れた旋回性能を確保する「ACA(Active Cornering Assist)制御」や、路面や走行状況に応じて4輪それぞれの減衰力を切り替え、高級車並みの快適な走りを実現するリニアソレノイド式AVS(Adaptive Variable Suspension System ※HYBRID G“Z”、G“Z”にオプション)を採用するなど、いつまでも乗っていたくなるような、クルマ本来の走る喜びを追求しています。
カローラ スポーツの燃費や走行性能
カローラ スポーツのパワーユニットには、1.2Lターボエンジンのガソリン仕様と1.8L エンジン+モーターの組合せによるハイブリッド仕様の2タイプがラインアップされています。

※ハイブリッドシステム
1.2Lターボエンジンは、アクセル操作に対するレスポンスが良く、走りの楽しさと優れた環境性能を実現しています。また、1.8Lエンジン+モーターのハイブリッド仕様では、エンジンを停止してモーターのみで走行する「EVドライブモードスイッチ」を装備。早朝・深夜や屋内の駐車場などで、エンジン音や排気ガスを気にせず走行できます。
それぞれの燃費(WLTCモード)は、ガソリン仕様が15.2~16.4km/L、ハイブリッド仕様では25.6~30.0km/L。
このように、カローラ スポーツは軽快な走りと低燃費を見事に両立させています。
カローラ スポーツの安全性能
カローラ スポーツには、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されています。
歩行者検知(昼間・夜間)・自転車運転者検知(昼間)を行い衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」、レーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト」、ハイビームとロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」、カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示することで道路識の見落としを減らし、安全運転を促す「ロードサインアシスト」をパッケージング。
ほかにも、駐車などの低速走行時に壁や車両を検知する「インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]※HYBRID G“Z”、HYBRID G、G“Z”、Gに標準装備。HYBRID G“X”、 G“X”にメーカーオプション。MT車はクリアランスソナー&バックソナーとなり、警報機能のみ作動。クリアランスソナー&バックソナーはG“Z”(6MT)、G(6MT)に標準装備。G“X”(6MT)にメーカーオプション」などの安全性能を備えています。
スタイリッシュでスポーティな外観のカローラ スポーツ

低重心かつワイドなスポーティシルエットが特徴のカローラ スポーツ。トレッドを拡大しタイヤを外側に出すなどの工夫で、踏ん張り感のあるスタイルが見た目の美しさを際立たせています。
TNGAプラットフォームよる低重心化と優れた重量バランスは、見た目だけでなく、走行中において高い安定性を実現。スポーティなスタイリングにマッチしたスポーティな走りを楽しむことが可能です。
カラーは発売当初の8色展開から、2019年に「エモーショナルレッドⅡ」、2020年に「グレーメタリック」「プラチナホワイトパールマイカ」が追加され、現在はツートーンを含め全12色展開となっています。
カローラ スポーツの内装はシンプルかつスポーティ

※HYBRID G“Z” (内装色 : センシャルレッド) <オプション装着車>
スポーティな走りを存分に楽しめるインテリアは、カローラ スポーツにおける魅力の一つです。細部のデザインや質感にこだわった、シンプルかつスポーティな内装に仕上がっています。

※HYBRID G“Z” (内装色 : センシャルレッド) <オプション装着車>
HYBRID G”Z”とG”Z”に標準装備されるスポーツシートは、ホールド性能を徹底的に追求して作られたシートです。肩部の張り出し形状の最適化により、身体に強いGがかかる急なコーナリングの時でも、身体をしっかりとサポートしてくれます。

※HYBRID G“Z” (内装色 : センシャルレッド) <オプション装着車>
安全に走りを楽しむためには良好な視界が必要です。カローラ スポーツのコックピットは、フロントピラーのスリム化とドアミラーの取り付け位置を最適化することで、優れた前方視界を確保できます。
カローラ スポーツの特別仕様車

※特別仕様車 HYBRID G“Style Package”(アティチュードブラックマイカ×グレーメタリック)<オプション装着車>
2020年6月には、カローラ スポーツの「G」および「HYBRID G」をベースに、精悍さを際立たせた特別仕様車「G“Style Package”」および「HYBRID G“Style Package”」が設定されました。
ブラック塗装の16インチ専用アルミホイール、Bi-Beam LEDヘッドランプ、LEDデイライト、LEDフロントフォグランプなどを特別装備。さらに、フロントロアグリルのフレーム部にサテンクロムメッキ、リヤバンパーにクロムメッキ加飾を施され、特別なカローラ スポーツに仕上がっています。

※特別仕様車 HYBRID G“Style Package”(内装色 : ブラック)<オプション装着車>
また、合成皮革とレザテックを使用したスポーティシートはブラックの専用表皮を採用。インテリアはさらにスポーティで引き締まった印象を受けます。高精細の7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイも特別装備されています。
カローラ スポーツの価格・グレード
カローラ スポーツのグレードは特別仕様車を含めて全部で4つあり、価格順ではエントリーモデルの「G”X”」、中間グレードの「G」、Gをベースにした特別仕様車「G“Style Package”」、そして最上位グレードの「G”Z”」になります。
駆動方式については、ハイブリッド車は2WDのみですが、ガソリン車は2WDと4WDが選択可能です。またガソリン車の2WDには6速マニュアルもラインアップされています。
カローラ スポーツの価格(税込)は、エントリーモデル「G”X” 6MT」の216万9,000円からハイブリッドの最上位モデル「HYBRID G”Z”」の284万1,000円まであります。詳しくは、カローラ スポーツ公式サイトにてご確認ください。
カローラ スポーツのレビュー まとめ

ほかにも、ドライブモードセレクトが装備されていたり、ガソリンターボ・CVT車に10速スポーツシーケンシャルシフトマチックが採用されていたりと、とことん走りの楽しさを追求しているのが「カローラ スポーツ」です。
見た目も性能もスポーティなカローラ スポーツに、魅力を感じる人も多いのではないでしょうか?「せっかく車を運転するのであれば、車の運転そのものや走りも楽しみたい」そんな方とって、カローラ スポーツは良い選択肢の一台となるでしょう。
さて、ここからは、カローラ スポーツを購入検討する方向けに、購入以外にもカローラ スポーツに乗れる方法をお伝えします。
それはトヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」です。KINTOなら、頭金なしの月々定額で新車に乗れるので、まとまったお金を用意する必要がなく魅力的なサービスです。
また、KINTOの定額料金には車両代金だけでなく、自動車税や自賠責保険、点検費用、さらにKINTO専用の任意保険料まで毎月の支払い額にすべて含まれています。
さらに、KINTOの申込みはネット上ですべて完結するので販売店に足を運ぶのは納車の時だけです。
KINTOでは、トヨタおよびレクサスの車種が数多く取扱われており、毎月下記の料金でカローラ スポーツを利用できます。
【支払い例】カローラ スポーツ
G“Z” GAS 1.2L+ターボ 2WD(5人):4万6,750円〜
(ボーナス16万5,000円併用の場合) 1万9,250円~
※料金は税込価格/7年契約の場合
KINTOを利用してカローラ スポーツに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?