<この記事は8分で読めます。>
1999年登場の初代以来、レクサスISはFR方式を採用したコンパクトスポーツセダンとしてドライビングの楽しさを追求し、その運動性能の高さとスポーティなデザインで好評を博し、世界各国で20年以上に渡り累計で約110万台を販売してきました。
新型レクサスISの開発にあたっては、ドライバーと車の対話を重視して、新設されたテストコースで走りを磨いたとされています。上質な乗り心地と高い操縦性を兼ね備えた新型レクサスISについて解説していきます。
<この記事の目次>
優れた操縦性と乗り心地を実現した新型レクサスIS

新型レクサスISは、世界屈指の過酷なコースと言われる独ニュルブルクリンクを走りこんできた経験を基に、トヨタが新設した車両開発用コース「Toyota Technical Center Shimoyama」でテストを繰り返して仕上げられました。
数値では測れない人の感性にこだわり、ドライバーの意図に忠実な操縦性を追求。あわせて不快な振動やノイズといった雑味をあらゆる方向から原因を突き詰めて解消するなど、自動車作りの基本に立ち返って走行性能の向上を実現しています。
過酷なコースに対応するための各種のボディ補強やスポット打点追加などに加え、Cピラーからルーフサイドにかけての構造を最適化することまで行った結果、高いボディ剛性を実現しています。このボディの強化により、ハンドリングの向上はもちろん、ノイズや振動といった雑味を徹底的に取り除いたことで乗り心地を向上させました。
さらに、新採用した「スウィングバルブショックアブソーバー」によりサスペンションの応答性を向上させたことで、快適な乗り心地を実現しているのも特徴です。
※NAVI・AI-AVS非装着車のIS300h“version L”、IS300“version L”、IS300h、IS300に設定。IS300h“version L”、IS300“version L”でNAVI・AI-AVSを選択した場合、スウィングバルブショックアブソーバーは設定されません
新型レクサスISのアグレッシブなエクステリアデザイン

新型レクサスISでは従来よりもワイド&ローを強調したフォルムが印象的です。大径タイヤの採用でワイドになったサイズに加え、新開発の薄型ヘッドランプを採用したことにより、低く構えたフロントデザインとなっています。
また、レクサスのシンボルであるスピンドルグリルはより立体感を強調したものとなり、強い押し出し感がありながらもスポーティな印象を演出しています。

ボディ後半には、世界でも初となる「寄絞り(よせしぼり)工法」という技術によって、複雑で立体的な造形を実現。キャビン後半の左右を絞った形状と張り出したワイドなフェンダーによりセダンでありながらクーペのような流麗なルーフラインを作り出しています。
歴代レクサスの質感の高さを引き継いだ新型レクサスISのインテリア

※IS300h“version L”(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>
新型レクサスISはクーペスタイルの流麗なデザインですが、後席空間についても頭上や足元には十分なスペースを確保しており、高級サルーンとしての資質も兼ね備えています。ガソリン車で9インチサイズのゴルフバッグを3個、ハイブリッド車で2個収納することができるなど実用性も確保しています。

※IS300h“version L”(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>
また装飾についても随所に工夫が施されています。ドアトリムの一部に複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンを採用するなど、インテリアの質感の高さはさすがレクサスと言えます。マルチメディアシステムには、新たにタッチディスプレイが採用され、10.3インチワイドディスプレイはスマートフォンと連携して音声操作なども可能です。
インパネは上部を有彩色に設定したツートーン仕様でワイド感を強調した仕上がりとなっています。ディスプレイやドアミラーの位置などスポーツドライビングで重要となる視界も十分に確保され、運転の楽しさを味わえる配慮がなされています。
快適なドライブを追求するための最新安全性能も搭載
快適なドライブを実現するためにかかせない安全性能も進化しています。予防安全システムLexus Safety System +は、従来同様単眼カメラ+ミリ波レーダーという構成ですが、機器の性能向上により、これまでは難しかった昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能となり、対応領域が拡大しました。さらに交差点で多く発生する、いわゆる「右直事故」に備えて右折時に前方から来る直進車や横断する歩行者にも対応しています。
また「レーントレーシングアシスト(同一車線内でセンターを走行するよう運転支援機能)」もカメラ認識技術の向上によりレーントレース性能が大幅に向上するなど、滑らかにレーン中央をキープする走行が可能になりました。
アクセルとブレーキのペダル踏み間違い時の被害軽減に寄与するパーキングサポートブレーキや、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニター(メーカーオプション)などの先進安全装備も充実しています。
新型レクサスIS 特別仕様車 “F SPORT Mode Black”

※特別仕様車 IS350“F SPORT”(ソニッククロム)<オプション装着車>
今回、新型レクサスISには特別仕様車“F SPORT Mode Black”が設定されました。IS350/IS300“F SPORT”をベースに、BBSと共同開発したマットブラック塗装の鍛造アルミホイールやブラック塗装のドアミラーなど、精悍さが際立つ特別なレクサスISに仕上がっています。

※“F SPORT”専用本革スポーツシート
エクステリアだけでなくインテリアにも随所にこだわりが見られます。ステアリングホイールとオーナメントパネルはアッシュ材を銀墨色に仕上げた専用デザインを採用。自然素材が持つ本物の質感を際立たせ、加工から研磨、塗装まで各工程を職人が一つずつ手作業で仕上げています。また、卓越した走りを支える”F SPORT”専用本革スポーツシートなども装備され、乗り込むだけで走りへの期待感を高める特別なレクサスISに仕上がっています。
新型レクサスのISのグレード、価格
新型レクサスISのグレードは標準系と、スポーティな装備を追加したF SPORT系、そして本革内装などでラグジュアリーな仕立てを施したversion Lの3種類に分けられます。パワーユニットは従来どおり2.0L 直列4気筒ターボエンジン、3.5L V型6気筒エンジン、2.5L 直列4気筒エンジン+モーターのハイブリッド仕様がラインアップされており、2.5Lハイブリッド車では2WDに加え4WDも選べます。
気になる価格ですが、IS300の480万円(税込)からとなっています。各グレードの価格はレクサスの公式ページでご確認ください。
新型レクサスISレビューのまとめ

走りの性能が鍛え上げられ、ワイド&ローなプロポーションかつシャープな造形となった新型レクサスIS。一刻も早くハンドルを握ってみたいと思わせる魅力あふれた仕上がりとなっています。
そんなレクサスISを購入検討する方向けに、購入以外にもレクサスISに乗れる方法をお伝えします。
それはトヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」です。KINTOなら、頭金なしの月々定額で新車に乗れるので、まとまったお金を用意する必要がなく魅力的なサービスです。
また、KINTOの定額料金には車両代金だけでなく、自動車税や自賠責保険、点検費用、さらにKINTO専用の任意保険料まで毎月の支払い額にすべて含まれています。
さらに、KINTOの申込みはネット上ですべて完結するので販売店に足を運ぶのは納車の時だけです。
KINTOでは、トヨタおよびレクサスの車種が数多く取扱われており、毎月下記の料金でレクサスISを利用できます。
「KINTO for LEXUS」のプラン・値段
■1車種を3年間じっくり楽しむ「KINTO ONE」
レクサス各車種の中から好きなグレード・オプションを選択し、新車を3年間、定額で楽しめるサービスです。ボーナス併用払いも選択できるので、月々の支払い額を抑えることも可能です。
【支払例】レクサスIS
IS300h 2WD(5人):10万8,900円
(ボーナス16万5,000円併用の場合) 8万1,400円
※料金は税込価格/3年契約の場合
■月々定額でレクサス車のなかで乗り換えられる「KINTO FLEX」
レクサス6車種の中から好きな1台を選び、月額定額で3年間乗り継げるサービスです。3年間で3台(1年毎に1台)のペースで乗換えられる「3年3台プラン」と、3年間で6台(半年毎に1台)のペースで乗換えられる「3年6台プラン」から選択可能。ボディカラーおよび一部インテリアが選択できます。契約期間中、KINTO FLEXの3年6台プラン⇔3年3台プラン変更時の中途解約金は無料です。
・3年3台プラン 17万6,000円(税込)
・3年6台プラン 19万8,000円(税込)
利用料金はレクサスの車種とグレードによって変わってきますので、詳しくは公式サイトでご確認ください。
「KINTO for LEXUS」各プランの利用者なら、レクサスオーナー向け限定の「レクサスケアメンテナンスプログラム」などのオーナー特典を受けられるのも安心です。
レクサスISに乗る方法として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
※一部取扱いのない車種がある場合もございます