昔は乗用車といっても、セダンやクーペのようなタイプが主流でボディタイプの種類は少なかったですが、近年はミニバンやSUVというカテゴリーが一般化しています。
その多様化しているカテゴリーと、現時点での人気車がどのカテゴリーに属し、どんな特徴をもつのかを掘り下げていきます。おすすめの人気10車種をご紹介しますので、実際に車を選ぶ際の指標にしてみてください。
<この記事の目次>
どんな車が人気でおすすめ?
乗用車と一口に言っても、多様化するユーザーからのニーズに応えるため、次々と新しいジャンルの車が誕生しています。一方で標準的なモデルとして普遍的な人気を持つものもあります。
今人気の高いジャンルの乗用車をいくつか取り上げ、それぞれどんな特徴を持つのかを見てみましょう。
SUV
SUVはスポーツ・ユーティリティ・ビークルの略称で、スポーティな多目的乗用車のことです。
かつてはRV(レクリエーショナル・ビークル)とよばれたカテゴリーで、悪路走破性の高さを主な特徴としてきましたが、近年は乗用車化が進み、どちらかというとオンロード寄りの走行性能を追求したモデルが増えています。駆動方式もオフロード重視の4WDだけでなく、街なかでも気軽に乗れる2WDモデルがラインアップされています。
多目的な用途に対応するため、ステーションワゴンのように十分なリヤシート、荷室空間を持つ点もSUVならではの特徴です。さらにリヤシートをアレンジすることでよりラゲッジスペースが増える、通常ラゲッジスペースとして使用する部分に3列目シートを装着し多人数乗車に対応するなど、モデルによる個性が際立っています。
ミニバン
ミニバンはやや大きめのボディで、多くが3列シートをもつため大人数の乗車が可能です。
アメリカ規格のバンより小さいため「ミニバン」とよばれていますが、日本国内で販売されるミニバンの中には、全長5m近くの大柄なボディを持つものも多く販売されています。
一方で、コンパクトなサイズで多人数乗車を可能にしている5ナンバーサイズのミニバンが、ファミリー層を中心に人気です。
また多彩なシートアレンジにより、ラゲッジスペースを広げたり乗員の快適性を上げたりと様々な使い方ができるのもミニバンの魅力と言えるでしょう。
コンパクトカー
コンパクトカーは文字通り、ボディサイズがコンパクトな車種ですが、一般的には排気量が1,500cc以下・ツーボックスカー・5ナンバーを満たす小型乗用車を指してコンパクトカーと言われます。
取り回しやすいボディサイズで、狭い市街地や田舎道でも安心してドライブ可能です。一方ボディはコンパクトでも、パッケージングを工夫することで大人4人がストレスなく乗車できるスペースを確保しており、万人向けの作りになっているモデルが多いのも特徴のひとつです。
コンパクトカーは、日本の道路や車を取り巻く環境に合っており、大きな弱点もなく、各自動車メーカーが力を入れるカテゴリーの車として、選択肢も豊富です。
セダン
セダンは一般的に、エンジンルーム・居住空間・リヤトランクというオーソドックスな3BOXスタイルのボディをもち、従来から乗用車のスタンダード的な位置を占めています。長年にわたる開発の歴史をもつため、車としての完成度は非常に高いと言えるでしょう。
乗用車のニーズが多様化する現代において、かつてほどの勢いはないものの、今でもスタンダードな選択肢としてセダンを選ぶ人も多く、手の届きやすい価格のものから高級車まで様々なモデルがラインアップされています。
おすすめ人気車種を紹介!
現代の乗用車は、それぞれのオーナーやドライバーの多彩なニーズに対応するため、様々なカテゴリーが存在しています。そのため、どんな点を重視して車選びをすればいいのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
ここからは、新車販売台数2016年~2020年10月の車名データをもとに、検索サイトでの表示回数が多い上位10車種(2020年10月時点)を取り上げてご紹介します。今のユーザーが車にどんな性能や特徴を求めているのかを見ることで、実際に車を選ぶ際、自分が重視したいポイントを確認しておきましょう。
トヨタ ハリアー

トヨタ ハリアーは、トヨタを代表するSUVのひとつで、2020年6月にフルモデルチェンジで新型が登場したばかりの車種です。高級感と高い走行性能を実現させていることを特徴とし、アーバンな雰囲気を兼ね備えた「都市型SUV」として人気を博しています。
エレガントなスタイルのボディや上質な乗り味の追求、車内で過ごす時間をより快適にする装備の数々などの特徴が、オーナーに「ハリアーを所有する喜び」を高い次元で提供できる車です。
価格(税込) | 299万円~ |
トヨタ ヤリス

トヨタ ヤリスは、一世を風靡した名車であるヴィッツの後継モデルとして、2020年2月にデビューしたばかりのコンパクトカーです。
3ナンバー化で大型化される車種が増えている中、ヤリスは全幅1,695mmと5ナンバーサイズ内におさまるコンパクトサイズで、最小回転半径4.8~5.1mという取り回しのしやすさが特徴です。
またコンパクトカーとして初めて導入されたTNGAプラットフォームにより、高い操縦性や低燃費などが追求されています。
価格(税込) | 139万5,000円~ |
トヨタ アルファード

トヨタ アルファードは、同社ミニバンのラインアップの中でフラッグシップ的な役割を担うモデルです。
高級感とダイナミックさが共存するエクステリアや広大でラグジュアリーな車内空間などが特徴で、高級車にふさわしく乗り心地も高いレベルです。
もちろん安全機能をはじめとした様々な装備も充実しており、ドライバーだけでなく乗員全員が快適に過ごせるよう、トヨタとしての高いこだわりが凝縮された1台と言えます。
価格(税込) | 352万円~ |
トヨタ ルーミー

トヨタ ルーミーは、全高1,735mmというトールスタイルのコンパクトカーです。全長3,700〜3,705mm×全幅1,670mmというコンパクトな5ナンバーサイズながら、全高を上げることにより空間を広げているのが特徴です。
そのため運転のしやすさと広い車内スペースを高い次元で両立させており、スライドドアの採用もあいまって、車のサイズを感じさせない快適な乗車が楽しめます。さらにリヤシートをアレンジすることにより、乗車人数にあわせた多彩な使い方ができるのも特徴です。
価格(税込) | 155万6,500円~ |
トヨタ プリウス

トヨタ プリウスは日本国内におけるハイブリッドカーの先駆けとして、四半世紀近くの歴史をもつセダンです。
今や様々な車種にハイブリッド仕様が用意されるようになった中でも、プリウスならではの質実剛健な作りは一定の評価を得ています。
プリウスのボディラインは、伸びやかかつダイナミックなシルエットや安定感のあるリヤスタイルなどの特徴をもち、人間工学に基づき設計された車内空間とともにあらゆるユーザーに高い満足感を提供します。
価格(税込) | 260万8,000円~ |
トヨタ ヴェルファイア

トヨタ ヴェルファイアはトヨタの高級ミニバンとしてその地位を確固たるものにしています。アルファードとは姉妹車の関係にありますが、フロントのデザインは大きく異なります。
アルファードがより高級感を追求しているのに対し、ヴェルファイアは「大胆」なテイストです。もちろん、高級感あふれる車内空間や上質な乗り心地にこだわった作りは共通しており、価格とデザインの好みでどちらかを選ぶことで、より高い満足感が得られるでしょう。
価格(税込) | 352万円~ |
トヨタ ライズ

トヨタ ライズはダイハツと共同で開発したコンパクトサイズのSUVとして、2019年11月に登場したばかりのモデルです。
全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmという扱いやすいボディサイズながら存在感の高いスタイルが、SUV人気の今、多くの人たちを惹きつけています。
また、サイズ感がもたらす運転のしやすさはもちろんのこと、369Lというラゲッジスペースの広さも持ち合わせることで、幅広い用途に使えるモデルです。
価格(税込) | 167万9,000円~ |
トヨタ ヴォクシー

トヨタ ヴォクシーはトヨタにおける標準サイズのミニバンです。ノアが姉妹車の関係にありますが、ノアがファミリー向けの車なのに対し、ヴォクシーは自分のスタイルを貫きつつ家族への思いやりを持つ「カッコいい父」向けの車という違いがあります。
もちろん、ミニバンとして求められる快適な多人数乗車という性能も高く、シートアレンジも駆使することで、ファミリーユースに加え様々な用途で便利な使い方ができます。
価格(税込) | 281万3,800円~ |
スバル レヴォーグ
スバル レヴォーグはスバルが日本専用に開発したステーションワゴンですが、今回紹介したジャンルの中ではセダンとSUVの中間的位置を占めています。
新型が2020年10月に登場したばかりで、スバル伝統の水平対向エンジンやスバルグローバルプラットフォームの採用など、スバル車らしく走りにこだわっているのが特徴です。
またスバルと言えば予防安全装備のアイサイトが有名ですが、レヴォーグではそれに加え、視界のよさやドライバーシートの作りなどの「0次安全」も追求しています。
価格(税込) | 310万2,000円~ |
ホンダ フリード
ホンダ フリードはホンダのコンパクトミニバンです。全長4,265〜4,295mm、全幅1,695mmという5ナンバーにおさまるコンパクトなボディながら、3列シートのグレードでは6~7人が快適に乗車できるスペースを確保しています。
またフリードは、多彩なシートアレンジによるラゲッジスペースの使いやすさも特徴です。特に2列シート・5人乗りの「フリード+」では、3列目シートの空間がそのまま積載スペースで、より多彩な荷物を積載した車中泊などにも対応できます。
価格(税込) | 199万7,600円~ |
車の人気おすすめ車種紹介 まとめ
メーカー | 車名 | ボディタイプ | 価格(税込) |
トヨタ | ハリアー | SUV | 299万円~ |
トヨタ | ヤリス | コンパクトカー | 139万5,000円~ |
トヨタ | アルファード | ミニバン | 352万円~ |
トヨタ | ルーミー | コンパクトカー | 155万6,500円~ |
トヨタ | プリウス | セダンなど | 260万8,000円~ |
トヨタ | ヴェルファイア | ミニバン | 352万円~ |
トヨタ | ライズ | SUV | 167万9,000円~ |
トヨタ | ヴォクシー | ミニバン | 281万3,800円~ |
スバル | レヴォーグ | ステーションワゴン | 310万2,000円~ |
ホンダ | フリード | ミニバン | 199万7,600円~ |
ここまで、人気の高いものを中心に10車種のおおまかな特徴を紹介してきました。
乗用車カテゴリーの多様化は乗用車に対して求められるものの多様化と言えますが、ひとつのカテゴリーだけに集中することなく、様々なカテゴリーに人気車が分散していることがわかります。
車選びは今後のライフスタイルを考える、いいきっかけにもなります。それぞれの人気車から見える動向や特徴を見極め、実際に車を購入する際の参考にして頂ければと思いますが、最後に、購入以外にも人気のハリアーやヤリスなどに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れるサブスクリプションサービスです。車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。
2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことがでるようになりました。
※トヨタ車が対象(GRヤリス“モリゾウセレクション”除く)
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円
トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「のりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年
KINTOを利用して人気のハリアーやヤリスなどに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?