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デビュー以来、都市型SUVの代表車として走りつづけてきたトヨタハリアーが、ついにフルモデルチェンジ。高級SUVとしての風格はそのままに、スタイルはより洗練され、クーペのような伸びやかなルーフラインが美しい、新型ハリアーの登場です。この記事では、気になるグレードごとのスペックや内装の違いを中心に新型ハリアーを紹介していきます。
また、新型ハリアー全体のレビューは、こちらの記事をご覧ください。
<この記事の目次>
新発売!フルモデルチェンジした新型ハリアー

注目の新型ハリアーですが、先代と比較してボディサイズは全長で15mm長く、全幅は20mm広く、全高は30mm低くなっています。数値にするとわずかな差ですが、ワイド&ローなフォルムが印象的です。
その一方、最低地上高は190mm高くなっていて、SUVとしての走破性は向上しているといえるでしょう。
パワートレーンは「2Lターボ」を廃止し、最新の「2L NAガソリン」と「2.5Lハイブリッド」の2種類が用意されています。
駆動方式は2WDと4WDで、ハイブリッドにも2WDが用意されるのはハリアー初となります。
また印象的なのは、これまでハリアーのシンボルだったフロントの「チョウヒ(鷹の一種)」エンブレムが、トヨタマークに変わっている点です。伝統のエンブレムから変わりますが、高級感は一層高まっています。
新型ハリアーの全グレードに装備されているもの
新型ハリアーの全グレードに装備されているものについて、ベースグレードとなる「S」グレードで見ていきましょう。
先進の安全装備、「Toyota Safety Sense」は、中核機能のプリクラッシュセーフティ、レーントレーシングアシスト及びレーダークルーズコントロールが標準装備となっています。またオーディオ関係ではApple CarPlay/Android Autoに対応した8インチディスプレイオーディオ+6スピーカーが標準装備です。
ナビについては12.3インチT-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)が「Z」グレードに標準装備、「G」グレードではオプションとなっています。
ハイビームシステムは、オートマチックハイビームシステムの「S」グレードと比べ、「G」「Z」グレードではアダプティブハイビームシステムにグレードアップされる違いがあります。
また、「S」「G」グレードではオプションのブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックオートブレーキが、「Z」グレードでは標準装備になっています。
新型ハリアーのグレード別スペック比較

新型ハリアーの「S」グレード
ハリアーのエントリーグレードとなる「S」グレード。装備はシンプルですが、必要な装備は揃っているため、妥協のない高級感を十分に味わえるでしょう。
SUVらしくラフに乗りこなしたい方や、内装にこだわらない方は、シンプルな「S」グレードでも満足いくハリアーライフをおくれるでしょう。
また値段も299万円とほかのグレードより安いため、手軽に高級車ハリアーを楽しみたい方にもおすすめのグレードとなっています。
新型ハリアーの「G/G “Leather Package”」グレード
「G」は中間グレードで、「S」に比べて装備が一気に充実する割に、価格は比較的リーズナブルに抑えられている印象です。
新型ハリアーの「G」グレードでは、対向車や先行車が見えにくくなる蒸発現象を抑制しつつ、ハイビームの状態を保てるアダプティブハイビーム&プロジェクター式LEDヘッドランプが標準装備となります。このLEDヘッドランプは、未来的なルックスの演出にも一役買っています。
またSDカードに前後の画像を録画できる機能が付いたデジタルインナーミラーも装備されています。
本革シートなどで高級感を高めたLeather Packageも「G」グレードから選べるようになります。
新型ハリアーの「Z/Z “Leather Package”」グレード
「Z」グレードは最上級グレードだけあり「S」「G」では装備されていなかったナビが標準装備されています。
新型ハリアーの「Z」グレードのオプションで注目の装備は、トヨタ車として初採用の調光ガラスを使った電動シェード付きパノラマルーフ。電動シェードの開け閉めはもちろん、調光機能が追加されているので、シェードが開いている状態でも調光・透過を瞬時に切り替えることが可能です。
アルミホイールも「Z」グレードには専用デザインの19インチが採用され、ルックスでもたくましさが増しています。
新型ハリアーのボディカラー
新型ハリアーには全7色のボディカラーが用意されています。
・プレシャスブラックパール(※)
・スレートグレーメタリック
・ホワイトパールクリスタルシャイン(※)
・ブラック
・センシュアルレッドマイカ(※)
・スティールブロンドメタリック
・ダークブルーマイカ
(※)メーカーオプションカラー
ボディカラーで注目のカラーは、ハリアーのイメージカラー「プレシャスブラックパール」でしょう。その名の通り黒真珠を思わせる深みのある、つややかなブラックです。
さらに、新型ハリアーの塗装は、小さなすり傷を自己修復するセルフリストアリングコートを採用しています。ブラックはシックだけど傷が付きやすくて、という方も安心です。
新型ハリアーのグレードと価格
各エンジン種別のグレード及び価格は次の通りです。
【ガソリン仕様(2WD)】
S:299万0000円
G:341万0000円
G Leather Package:371万0000円
Z:393万0000円
Z Leather Package:423万0000円
【ガソリン仕様(4WD)】
S:319万0000円
G:361万0000円
G Leather Package:391万0000円
Z:413万0000円
Zレザーパッケージ:443万0000円
【ハイブリッド仕様(2WD)】
S:358万0000円
G:400万0000円
G Leather Package:430万0000円
Z:452万0000円
Zレザーパッケージ:482万0000円
【ハイブリッド仕様(4WD)】
S:380万0000円
G:422万0000円
G Leather Package:452万0000円
Z:474万0000円
Zレザーパッケージ:504万0000円
「KINTO」では、毎月下記の料金で新型ハリアーを利用できます(料金は税込み価格/7年契約の場合)。また、ボーナス併用払いも選択出来るので、月々の支払い額を抑えることも可能です。
【ガソリン仕様(2WD)】
G:5万4,010円〜
Z:5万8,960円〜
【ガソリン仕様(4WD)】
G:5万5,550円〜
Z:6万500円〜
【ハイブリッド仕様(2WD)】
G:5万9,840円〜
Z:6万4,680円〜
【ハイブリッド仕様(4WD)】
G:6万1,490円〜
Z:6万6,330円~
KINTOでも新型ハリアーを取扱開始!
新型ハリアーは価格も「S」グレードの299万円からと、車格や高級SUVという位置づけからすれば、リーズナブルなプライスが設定されています。
とはいえ、ローンで購入するなら、ある程度まとまった頭金を用意したり、月々の支払いに加えて税金や保険といった維持費も必要になります。そこで紹介したいのが新型ハリアーもラインアップしたトヨタの「KINTO」です。
「KINTO」は頭金なしの月々定額で新車に乗れるトヨタの愛車サブスクリプションサービスです。
「KINTO」には定額料金には車両代金だけでなく、車両オプション代から登録諸費用、KINTO専用の任意保険、自動車税、定期メンテナンス、故障修理などクルマにかかる諸費用が含まれています。
さらに、KINTOの申し込みはネット上ですべて完結するので販売店に足を運ぶのは納車の時だけです。
「KINTO」では、新型ハリアー以外にもトヨタやレクサスの20車種以上がラインアップされています。新型ハリアーの場合、グレードによりますが月々定額 2万6,150円(税込)から利用可能です。
選択できるグレードは、2Lガソリン及び2.5Lハイブリッドの「G」「Z」グレードです 。 駆動方式はいずれのグレードも2WD、4WDの選択ができます。
新型ハリアーグレードまとめ

新型ハリアーは最新トレンドのクーペSUVスタイル、ていねいに作り込まれた上質なインテリア、余裕の動力性能と先進の安全性能、そしてリーズナブルな価格と多くの面でグレードアップしています。
さらに従来ハリアーはトヨペット店専売でしたが、新型からはトヨタの全てのディーラーで取り扱いが始まります。またトヨタのサブスク「KINTO」でも利用が可能です。
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