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ハリアーは「高級クロスオーバーSUV」というジャンルを切り開き、発売開始以来高い人気を誇る車種。フルモデルチェンジした新型ハリアーが2020年6月17日に発売されました。新型ハリアーでは、どんな点が先代よりも進化するのでしょうか。
<この記事の目次>
フルモデルチェンジした新型ハリアー!
トヨタハリアーは、「高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV」という新しいジャンルの自動車として1997年にデビューしました。
そのコンセプトはそのままに、2代目・3代目と進化する中、着実に「都市型SUV」という地位を築き上げてきました。4代目となる新型では、先代までに磨き上げられた高級感と走行性能が、より高められています。
なお、2020年5月からトヨタ車全車種の併売化がスタートしたため、新型ハリアーはトヨタ系列の全ディーラーで購入することができます。
新型は高級感がさらにアップ

新型ハリアーのスタイリングは、一目でそれとわかる特徴を受け継ぎながらも、より磨きがかかり、さらに洗練されました。
全体的なボディスタイルは「スタイリッシュなクーペSUV」「背の高いスポーツカー」。リアに向けて流れるようなデザインはいかにもハリアーらしいシルエットを実現しています。
またクロームのガーニッシュは、フロントアッパーグリルからプロジェクター式LEDヘッドランプまで連続性をもち、L字型のシグネチャーランプとともに外観上のアクセントになっています。
なお新型では、初代から採用されていたハリアー独自のエンブレムが廃止され、トヨタ共通のエンブレムに変更されています。
エレガントさが増した新型ハリアーの内装

新型ハリアーの室内空間は、触り心地にこだわったレザー調の素材やウッド調パネルなどを採用し、大人の高級感が感じられる上質なものになりました。
先代のインテリアは同一色でコーディネートされていたのが特徴でしたが、新型ではさまざまな色や素材を散りばめることで、上質な空間を演出しています。
また馬の「鞍」をイメージしたといわれるセンターコンソールは、上部に浮き上がるようなデザインで、12.3インチのディスプレイと相性も抜群です。ヒーターコントロールパネルは静電式のものが採用されており、エアコンとオーディオをタッチ操作できます。
さらにカップホルダーの底面やフロントドアトリムスピーカーなどのインテリアの各所に、バイアスボーダー柄の共通モチーフを用いることで、インテリアをトータルでコーディネートしています。
新型ハリアーではディスプレイオーディオの「Apple CarPlay」「Android Auto」に無料対応
新型ハリアーのG”Leather Package”、G、Sグレードでは、スマホとつなげられるAV機器「ディスプレイオーディオ」を標準装備します。ディスプレイオーディオは、従来のAV一体型カーナビからナビ機能を省き、代わりにスマホのナビアプリやハンズフリー通話、音楽アプリを使えるAV機器です。
さらに新型ハリアーでは、従来オプションサービスだった「Apple CarPlay」「Android Auto」が標準装備となり、無料で利用できるようになりました。
スマホとの連携が強化され、普段使い慣れたスマホのアプリを利用できるようになります。
新型ハリアーのパノラマルーフ
新型ハリアーは、トヨタ初採用の装備が多いのも特徴です。
電動シェード付きのパノラマルーフは、上級グレードのZとZレザーパッケージのみオプション設定されます。ルーフには調光ガラスが用いられており、シェードの開閉だけでなく、シェードが開いた状態での調光・透過も瞬時に切り替えられるようになりました。
またSグレード以外に標準装備される「デジタルインナーミラー」は、後方カメラの映像を表示する機能に加え前後のドライブレコーダー機能も含まれるのが特徴です。
TNGA採用で進化した新型ハリアーの走り

新型ハリアーでは、他の最新トヨタ車と同様TNGA(Toyota New Global Architecture)が採用されています。
RAV4とも共通のGA-Kプラットフォームにより、高いボディ剛性と低重心を実現させています。そのことによって、車の基本性能として求められる「走る・曲がる・止まる」が格段に向上しました。
パワートレーンには2Lの直列4気筒ガソリンエンジンと、2.5Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが採用されており、それぞれでFFと4WDが選択可能です。
またサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リアはダブルウィッシュボーン式のものを採用することで、スムーズな乗り心地と高い走行性能を両立させています。
先進安全装置も標準装備の新型ハリアー

新型ハリアーには、予防安全装置の「Toyota Safety Sense」が標準で装備されています。
さらに今回のハリアーから「デジタルインナーミラー」をトヨタとして初めて採用。前後方向映像を録画できるようになりました。
自動ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」のセンサーには、ミリ波レーダーと単眼カメラが使用され、その検知対象には夜間の歩行者や昼間の自転車も追加。また、「レーントレーシングアシスト」や、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなどのサポート機能で、運転者の負担を軽減します。
このほかにも、アクセル踏み間違いなどによる障害物との衝突被害を軽減する「インテリジェントクリアランスソナー」を全車標準装備。ドアミラーでは確認しにくい後側方の車両を検知してインジケーターで表示する「ブラインドスポットモニター」、駐車場から後退する際に左右後方から接近してくる車両を検知して警告とブレーキ制御をおこなう「リヤクロストラフィックオートブレーキ」をオプションで用意するなど、さまざまな安全装備が充実しています。
アダプティブハイビームが装備されたグレードでは、夜間でもより安全に運転できるでしょう。
新型ハリアーのレビューまとめ

今回発売された新型ハリアーでは、これまでの長所はそのままに、時代のニーズに対応した新しい装備が付け加えられたことで、車としての魅力がアップ。
また最新技術の導入により、高い走行性能と安全性・高級感は先代モデルよりもさらに進化しています。
なお、定額サブスクリプションサービスであるKINTOでは、多くのトヨタ車を取り扱っていますが、新型ハリアーの取り扱いも6月17日から始めました。
頭金なしの月々定額で新車に乗れるトヨタの愛車サブスクリプションサービス「KINTO」 は、定額料金に車両代金だけでなく、車両オプション代から登録諸費用、任意保険、自動車税、定期メンテナンス、故障修理などクルマにかかる諸費用が含まれているのが特徴。また、申込から契約までWebで完結でき、原則販売店に行くのは納車の時だけです。
KINTOでは、新型ハリアーは、3年契約で月々6万1,600円(税込)~、5年契約で5万7,310円(税込)、7年契約で5万4,010円(税込)~のプランでご利用いただけます。さらに7年契約でボーナス月を加算した場合、2万6,510円(税込)~※になります。新時代SUVの魅力を、KINTOでぜひご体感ください!
※最安値グレード・パッケージ選択時(追加オプション無し)ボーナス月加算16.5万円(税込)×14の場合になります。
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