C-HRはトヨタのコンパクトクロスオーバーSUV。デビュー前の評判も上々で、発売されてからわずか半年の2017年4月には、SUVとして初めて車名別販売台数1位を記録しました。
発売以来つづく人気の秘密はどこにあるのか?C-HRを様々な角度から徹底解剖していきます。
※記事公開時の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。
<この記事の目次>
コンパクトSUVの王者トヨタC-HR
C-HRは2016年12月14日に日本デビューしました。C-HRはトヨタの次世代グローバル戦略車として誕生し、世界で100か国にも展開されています。カテゴリーとしてはコンパクトクロスオーバーSUVになります。
当時SUVというカテゴリーは、日本だけでなく世界的に人気がありました。すでに何台かの人気SUVが台頭する中、C-HRはコンパクトなサイズ感と個性的なルックスを強みとして、一気にSUVナンバーワンの人気を獲得しました。
斬新で攻めたエクステリアデザインをはじめ、上質な乗り心地とハンドリング、最高水準の燃費性能を発揮するハイブリッドシステム、最新の安全装備と充実度満載のコンパクトSUV、それがC-HRです。
C-HRは斬新でスタイリッシュなデザイン

C-HRを象徴するのは、何と言っても斬新でスタイリッシュなエクステリアデザインです。「ダイヤモンドモチーフ」と呼ばれるアグレッシブなデザインは、ひと目でC-HRと分かるほどの独特なデザインです。
スポーティーなクーペスタイルのデザインに、「キーンルック」と呼ばれるトヨタ車らしいフロントマスクを採用。サイドビューはフロントからリアへ尻上がりに流れるルックス、重厚感あるテールは大地をしっかり踏みしめてくれる印象で、エキサイティングな走りを期待させてくれます。
大人っぽさが全世代から人気!C-HRのインテリア

インテリアデザインもエクステリア同様に、スポーティーかつ先進感ある印象です。センタークラスターはドライバーの方に向けられ、エアコンのスイッチ類は上方にまとめられていることで、視線の動きを最小限にしてドライブに集中できます。
グレードによって内装色や素材に違いがあり、下位グレードSのシートはファブリックのブラック。上位グレードGのシートはファブリックのブラックと本革のブラウンのツートンか、プラス7万7,000円で本革のブラックも選択可能です。
上位グレードGのブラックとブラウンの内装が、特に大人っぽいデザインと雰囲気で人気があります。センターコンソールやサイドウィンドウスイッチにはピアノブラック調パネルを採用し高級感があります。
C-HRのダウンサイジングターボはアウトドア派におすすめ
C-HRのパワーユニットはハイブリッドとガソリンエンジンの2タイプ。ハイブリッドはプリウスにも採用されている「THS-Ⅱ」で、1.8Lエンジン+モーターの組合せです。対するガソリンエンジンは1.2Lのダウンサイジングターボを搭載しています。
街乗りや高速走行メインの方にはSとGグレードでリッター30km以上という、クラス最高の燃費性能を誇るハイブリッドがおすすめです。ちょっとしたお出かけからロングドライブまで、燃費を気にすることなく運転を楽しめるでしょう。
夏は海、冬は山とアウトドアメインの方には、ガソリンエンジンのダウンサイジングターボがおすすめです。唯一、4WDがラインアップされています。C-HRの4WDは必要な時だけ4WDになってくれますので、燃費を気にすることなく、安心して雪道や山道を走行できます。
C-HRの考え抜かれたサスペンションによる乗り心地と操縦安定性
C-HRは次世代グローバル車として、刷新されたプラットフォーム「TNGA」が採用され、高剛性で低重心な走りを実現しています。サスペンションではフロントにFFで主流のマクファーソンストラット式、リアにはレーシングカーも採用するダブルウィッシュボーン式を採用。さらにスタビライザーを前後に装着し、コーナリングでの安定性を高めています。
世界展開を考えて開発されたため、ニュルブルクリンクサーキットをはじめ世界のあらゆる道での走行テストが行われました。あえて石畳などが多い欧州の一般道路を使って、ステアリングやショックアブソーバーを一切妥協せず考え抜いてチューニング。結果C-HRは、最高の乗り心地と操縦安定性を手に入れました。
C-HRは安全性能も妥協なし
C-HRはトヨタの先進予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を、全グレードに標準装備しています。
具体的には、車や歩行者を検知し、ぶつからないをサポートする「プリクラッシュセーフティ」、車線の中央を走行するようアシストする「レーンディパーチャーアラート」、ヘッドライトのハイ・ロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」、車速に応じた車間距離をサポートしてくれる「レーダークルーズコントロール」の4つを搭載しています。
さらに、さまざまな状況下で優れた走行安定性・操縦性を確保するために、ブレーキ制御および駆動力制御機能を協調させるシステム「S-VSC」、シフト操作ミスによる急発進・急加速を抑制する「ドライブスタートコントロール(CVT車)およびクラッチスタートシステム(6MT車)」も標準装備です。
C-HRの燃費性能は?
C-HRのパワートレインはハイブリッドとガソリンエンジンの2タイプ。ハイブリッドはモーターに頼るだけでなく、エンジン自体の燃費効率も向上させています。ガソリンエンジンは1.2Lという小排気量エンジンにターボの組合せや、吸排気系および燃料噴射系の革新的技術によりパフォーマンスと燃費の両方を向上させています。
実際にグレード別の燃費性能をJC08モードで見てみましょう。
【ハイブリッド】
・S:30.4km/L
・G:30.4km/L
・S“GR SPORT”:29.0km/L
【ガソリンエンジン】
・S-T 6MT:15.2km/L
・S-T CVT:16.4km/L
・G-T 6MT:15.2km/L
・G-T CVT:16.4km/L
・S-T“GR SPORT”:15.2km/L
【ガソリンエンジン:4WD】
・S-T CVT:15.4km/L
・G-T CVT:15.4km/L
C-HRのグレードと価格帯
C-HRのグレードですが、FFの2WDではハイブリッド仕様で3グレード、ガソリン仕様で5グレード、4WDではガソリン仕様で2グレードの合計10グレードを用意。C-HRのグレードではガソリン仕様のグレードが充実しており、駆動方式やミッションの種類を選択できるのが特徴です。各グレードの新車価格は以下になります。
【ハイブリッド仕様】
・S:273万円
・G:299万5,000円
・S“GR SPORT”:309万5,000円
【ガソリン仕様】
・S-T 6MT:236万7,000円
・S-T CVT:240万円
・G-T 6MT:263万2,000円
・G-T CVT:266万5,000円
・S-T“GR SPORT”:273万2,000円
【ガソリン仕様:4WD】
・S-T CVT:259万8,000円
・G-T CVT:286万3,000円
C-HRのレビューまとめ
ハイブリッドにガソリンエンジン、2WDに4WD、CVTに6MTとバリエーション豊富なC-HR。さらに独特なスタイルに洗練されたインテリア、優れた走行性能と燃費性能、これらがC-HRの人気を支えているのです。
最後に、購入以外にも新車のC-HRに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れるサブスクリプションサービスです。車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。
2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことがでるようになりました。
※トヨタ車が対象(GRヤリス“モリゾウセレクション”除く)
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円
トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「のりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年
KINTOを利用してC-HRに乗ってみるという選択肢はいかがでしょうか?
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
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