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車を購入してもすぐに納車されるわけではなく、整備や手続きなどにある程度の時間がかかることになります。本記事では、スムーズに納車手続きを済ませるための方法や、納車後に気をつけることを解説します。
納車までにかかる期間は新車と中古車で違う

新車の一般的な納車期間
新車購入時に納車されるまでの期間はさまざまです。メーカーやディーラー店舗に在庫がない場合や人気がある車種ほど納車期間がかかり、数か月、場合によっては数年待ちということもあります。また、メーカーでオプション装備を追加する場合、納車期間は更に長くなります。
中古車の一般的な納車期間
中古車の場合の納車期間は、最短で約1〜2週間の場合もあります。補修箇所がありメンテナンスに時間がかかる場合には整備・修理後に納車されます。
車検の有効期間が過ぎている(車検切れ)と、車検を受ける時間もかかるので納車期間は長くなります。車庫証明書・住民票・印鑑証明書など必要書類を事前にそろえておくことで納車期間を短縮できるケースもあります。
車を購入・納車するまでに決めておくこと

目当ての車種を決める
実際に車を見に行く前に、ある程度目当ての車種を決めておくと時間をかけずに車を購入できます。
車種までは決められなくても、何人乗りがいいのか、荷物はどのくらい載せたいか、どんな時に車を使いたいのかで、ある程度候補を絞っておくことをおすすめします。
家族のニーズを把握しておく
ご家族で車を利用される場合には、どんなニーズがあるのか考えてから購入しましょう。
とくに小さなお子様がいらっしゃるご家庭や出産予定がある場合、チャイルドシートをいくつ付けるかなども重要です。
さらに旅行やレジャーなど、荷物が多い時にもベビーカーが載せられるかどうかは見落としがちなので要注意です。
車の購入時に必要な書類の確保
車の購入時に必要な書類は、役所で発行する印鑑証明書・住民票のほか、最寄りの警察署で申請し甲府される車庫証明書があります。
役所の書類は即日発行されますが、車庫証明は軽自動車であれば即日、その他の車両では3〜7日で交付されます。
警察署で受け取る書類を提出し、場所によりますが警視庁管轄なら2,600円ほどの手数料を支払うことで車庫証明書を受け取れます。また自宅の駐車場以外を保管場所とする場合には、駐車場所有者に書類にサインしてもらう必要があります。
納車を早く済ませるコツ
車を買うとなれば早く納車して欲しいと感じる方は多いのではないでしょうか。
ここでは納車を遅らせないためにしておくべきことを紹介します。
在庫の確認をマメに行うこと
新車の場合、メーカーやディーラーに在庫がなければ、製造後の納車となるため時間がかかります。欲しい車種が決まったら在庫があるか、もしなければ近隣の他のディーラーではどうかも確認するのがおすすめです。
中古車の場合では状態もそれぞれ違いますが、希望する条件で欲しい車種があるか、店舗に確認しておくのがよいでしょう。ホームページや中古車サイトにはまだ掲載していない車が入荷している可能性もあるので、あらかじめ業者に希望条件を伝えておけば入荷時に連絡をもらえる場合もあります。
納車日から逆算して動くこと
納車には少なからず時間がかかるものです。「納車して欲しいタイミング」「車を使い出したいタイミング」を見据えて、それに合わせて契約することも重要です。
希望日に合わせてスムーズに納車するためにも、必要な書類をそろえて、とくに時間のかかる車庫証明は購入する車を決めたら、すぐに取得できるように逆算して計画を立てておくとよいでしょう。
わからないことをまとめてディーラーに質問
車や購入時の契約に関すること、また納車希望日がある場合はいつまでに何をするべきかなど、購入店に前もって確認しておきましょう。追加するオプションによっては、納車日に影響するものもあります。
車検の確認
中古車の場合には車検の状況を確認しておきましょう。車検が残っている場合はいつまで車検が残っているのか、車検が切れている場合には車検を受けるための費用や納車時期への影響もあわせて確認します。
納車の費用相場

納車時にかかる費用は、新車をディーラーから配送してもらう場合近隣なら5,000円〜1万円程度です。
その他には車両登録代行費用で1.5万円〜3万円ほど、車庫証明を代行してもらう場合で1〜2万円が必要です。
納車に縁起の良い日
思い入れのある愛車の納品日には、縁起が良い日を選ぶ方もいます。縁起が良い「大安」が一番ですが、ディーラーの担当者に相談すれば、縁起が良い候補日を出してくれるでしょう。
納車の関する情報のまとめ

納車を希望通りスムーズにしてもらうためには「必要書類をそろえておく」「在庫を確認する」「どんな車が必要か考える」のが重要なポイントです。
納車後には、「車に不具合がないかチェック」「新しい車に慣れる」ことが重要で、交通安全祈願をすることもおすすめします。
短期間での納車を希望する場合には、とくに時間がかかる車庫証明書の取得を計画的に行っていきましょう。