<この記事は8分で読めます。>
レクサスISはLSを筆頭にラインアップされる4ドアセダン4タイプの中で、一番コンパクトなセダンです。
現行モデルは2013年に登場。さまざまなアップデートを加えながら改良し続け、2016年の大規模なマイナーチェンジでは、デザインや走りがさらに進化しています。この記事ではレクサスISの、スポーティーな魅力をお伝えします。
<この記事の目次>
スポーティなデザインと走りが人気のレクサスIS

レクサスISはレクサスの4ドアシリーズの中において、コンパクトスポーツセダンという位置づけです。
それはレクサスISのエクステリアデザインにもはっきりと表現されており、最新モデルでは、よりスポーツ感が強調されています。
レクサスの象徴であるスピンドルグリルはより立体的となり、上部の高さは絞り込まれ下部は大きく広げることで、低重心でスポーティーな印象です。サイドのブレーキダクトもレーシングカーを思わせるような迫力あるデザインに仕上げられています。
フロントからリアにかけて、下から上へ切り上げられたボディサイドのキャラクターラインは、空力という機能面と高級感を感じさせるデザイン性を両立。リア周りはスッキリと絞り込まれ軽快に走る印象を与えてくれます。
レクサスISの燃費
レクサスISは排気量違いのガソリン仕様が2タイプ、ハイブリッド仕様が1タイプの合計3タイプがあります。ハイブリッド仕様にはFRの2WDと4WDの2種類から選べます。それぞれのJC08モード燃費は以下の通りです。
●IS300:12.8km/L
●IS350:10.4km/L
●IS300h(2WD):23.2km/L
●IS300h(4WD):20.4km/L
パワーユニットですがIS300は2.0L 直列4気筒ターボエンジン、IS350は3.5L V型6気筒エンジン、IS300hは2.5L 直列4気筒エンジン+モーターを採用。ハイブリッド仕様には、モーターのみで走行可能な「EVドライブモード」が全車に標準装備されています。
コンパクトFRならではの走行性能
レクサスISのスポーティな走りはパワートレインによるものだけではありません。全長4680mm、全幅1810mm、全高1430mm、ホイールベース2800mmというプレミアムセダンの中でもコンパクトなサイズと、後輪駆動(FR)ならではのハンドリングのよさこそが、レクサスISの走りを形作っていると言えるでしょう。
さらに最小回転半径も5.2m(AWD車は5.4m)と、取り回しがしやすいのも大きなメリットです。
溶接手法を改良し剛性アップしたボディ、フロントロアアームにアルミを採用し軽量化と剛性アップしたサスペンション、低速から減衰力を発揮する改良型ダンパーなどの採用により、高次元のスポーツ走行も実現しています。
さらに、レクサスISはコンパクトスポーツセダンでありながら、高い静粛性も兼ね備えています。まさに高級ブランド「レクサス」の車といえるでしょう。ハイブリッド仕様のIS300hがとても静かなことはもちろん、ガソリン仕様のIS300やIS350も静粛性に優れています。
それを証明するのがIS350に搭載される「サウンドジェネレーター」です。そのままではエンジンサウンドが聞こえないほど室内の静粛性が高いため、サウンドジェネレーターを使って官能的なV6サウンドを室内に届ける工夫がされています。
レクサスISの安全性能
スポーツ走行を楽しむためにも安全な車である必要があります。レクサスISには、先進安全装備の予防安全パッケージ「Lexus Safety System + 」を全車に搭載しています。レクサス セーフティ システム +は歩行者保護にも対応した機能を含む、4つの予防安全システムをパッケージ化したものです。
具体的な内容は、車や自転車、歩行者との衝突回避または衝突被害軽減を支援する「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱の可能性をドライバーに知らせる「レーンディパーチャーアラート」、ロー・ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」、車間距離を保ちながら追従走行する「レーダークルーズコントロール」の4つです。
さらにメーカーオプションで、見えにくい並走車の存在を知らせる「ブラインドスポットモニター」と駐車場からの後退を支援する「リヤクロストラフィックアラート」を追加することも可能です。
レクサスISのインテリアデザイン

インテリアは高級感とスポーティーさが融合し、洗練されたデザインになっています。前方に見えるダッシュボードをはじめ、エアコン吹き出し口付近やグローブボックスなどは水平、センターコンソールは垂直に配置。組み合わされる材質や素材は上質で高級感にあふれています。
メーターフードやニーパッドのついたセンターコンソールは、スポーツカーやレーシングカーを連想させるデザインです。ステアリングのパドルシフトはさらにスポーツ感覚を高めてくれます。センターに配置されたアナログ式の時計や、製法のしっかりしたステッチはラグジュアリーさを醸し出しています。
コックピットに座るドライバーはスポーツカーに乗り込んだ気分になり、助手席や後部座席に乗車するパッセンジャーは、高級なセダンに乗り込んだ気分を味わえるでしょう。
レクサスISのグレードと価格帯
レクサスISはパワーユニット違いで3タイプに分かれ、それぞれに3つのグレードが用意されています。ハイブリッド仕様のみ、駆動方式がFRの2WDか4WDの選択が可能です。各グレードの新車価格(税込)は以下になります。
【IS300】
●2WD
・スタンダード:480万1,297円
・F SPORT:531万4,630円
・version L:542万556円
【IS300h】
●2WD
・スタンダード:525万9,630円
・F SPORT:579万9,444円
・version L:590万9,444円
●4WD
・スタンダード:567万1,112円
・F SPORT:651万7,500円
・version L:632万926円
【IS350】
●2WD
・スタンダード:573万8,334円
・F SPORT:645万5,370円
・version L:635万7,593円
現行2代目モデルレクサスISがおすすめ
レクサスISは初代から、欧州のスポーティーセダンをライバルとして開発されました。先代にはIS250とIS350、現行モデルはIS300とIS350とIS300hというラインアップになっています。
現行モデルからパワーユニットのラインアップに、ダウンサイジングターボエンジンを搭載したガソリンモデルであるIS300を追加し、より幅広い選択肢となっています。
年月が経過するごとに、同じレクサスISでもパワーユニットをはじめボディやシャシー、足回りは改良され、エクステリアやインテリアのデザインや機能性は洗練されています。そして何より安全性能の向上。レクサスISを手に入れるなら、改良を重ね成熟した今が一番おススメです。
レクサスISのレビューまとめ
レクサスのコンパクトスポーツセダン、レクサスISは、高級感とスポーツ感を兼ね備えた一台といえます。欧州のスポーツセダンに負けない国産スポーツセダンを求めている人に、ぜひ選んでほしい車種です。
月々定額でトヨタの新車に乗れるサブスクリプション「KINTO」でもレクサスISを取り扱っています。
「KINTO」の定額料金は、車両代をはじめオプション代から登録諸費用、任意保険、自動車税、定期メンテナンス、故障修理などコミコミで個別に支払う手間もありません。
Webからも申し込めるので、車種を決めていて商談の手間を省きたい場合も便利です。また3年毎に新車に乗り換えられるのも魅力的です。
KINTOを利用した新しいレクサスの乗り方を、検討してみてはいかがでしょうか?
(一部取扱いのない車種がある場合がございます)
≪関連記事≫
▶レクサスNXを徹底レビュー!あらゆるシーンに対応できるサイズと上品さを兼ね備えたプレミアムSUVに迫る
▶レクサスUXをレビュー!高級感あるコンパクトクロスオーバー魅力とは?
▶レクサスESをレビュー!エグゼクティブセダンの魅力を余すところなく解説!
▶レクサスRCを徹底レビュー!進化し続ける2ドアクーペ
▶レクサスRXをレビュー!3列シートも選べる国産高級SUV
▶レクサスLSをレビュー!快適な乗り心地のフラッグシップセダン